FIA F3バルセロナテスト：プルチーニが両日トップタイム！　角田裕毅は23番手タイム

　スペインのカタルニア・サーキットで行われたFIA F3のプレシーズンテスト2回目の初日、レオナルド・プルチーニ（ハイテック）が2番手に約0.15秒差を付けるトップタイムを記録していたが、その勢いは2日目も止まらなかった。

　テスト2日目にプルチーニは1分32秒222を記録し、2日続けてタイムシートのトップに着ける。多くのレッドフラッグによる中断があったにもかかわらず、午前中のラップタイムは初日よりもかなり速くなっていた。

　この日は、プルチーニが初日に記録した1分33秒007というベンチマークを、13人ものドライバーが超えてきた。しかしプルチーニ自身もテスト2日目にタイムを短縮。2番手に0.147秒の差を付けるのに十分なものだった。

　ARTから参戦するルノーのジュニアドライバー、クリスチャン・ランドガードとマックス・フュートレルが、それぞれ2番手と3番手に入った。ランドガードは3月に行われたポール・リカールでのテストでは1番時計を記録している。

　カンポスのアレックス・ペロニは、午前セッションにレッドフラッグによる多くの妨害を受けたにもかかわらず、4番手に入った。

　ユアン・ダルバラはプレマ勢としてトップの5番手でテストを終えた。同チームのロバート・シュワルツマンは9番手、マーカス・アームストロングは13番手となった。

　新たにレッドブルジュニア入りしたリアム・ローソン（MP Motorsport）は6番手タイムを記録している。

　日本勢のタイムに目を向けると、角田裕毅（イエンツァー）が1分33秒692で23番手となった。ただ、午後だけのタイムを見れば全体の4番手である。名取鉄平（カーリン）は30番手に終わったが、ギヤボックスにダメージがあったとのことで、この日は5周のみの走行で終わった。

　4月17-18日には最後のプレシーズンテストがハンガロリンクで行われ、その後5月10日には、F1スペインGPと併催でFIA F3の開幕戦が開催される。