フォーミュラE、2020年スタートのシーズン7からFIAの世界選手権に
フォーミュラEが、2020-2021年の第7シーズンから、FIAの世界選手権になることが決まった。
電気自動車によるフォーミュラカーの選手権であるフォーミュラE。2020-2021年に開催される第7シーズンから、F1や世界耐久選手権(WRC)、世界ラリー選手権(WRC)、世界ラリークロス選手権同様、世界選手権となることが決まった。
フォーミュラEは第2シーズン以来、世界選手権となる基準(4つのコンストラクターが参戦していることと、世界3大陸でレースが開催されていること)を満たしている。しかしエントリー料が高いことにより、世界選手権として認められるのが遅れていたようだ。
先日行なわれたFIAの世界モータースポーツ評議会(WMSC)では、フォーミュラEの世界選手権化を承認すべく投票が行なわれ、フォーミュラEの創設者であり会長であるアレハンドロ・アガグと、FIAのジャン・トッド会長が、先週FIAの本部で合意を確認した。
「フォーミュラEを生み出し、そして発展させていくのは、素晴らしい冒険だった」
トッド代表はそうコメントを発表した。
「そして今日、フォーミュラEにFIA世界選手権のステータスを付与することを確認できたことを、誇りに思う」
「この旅を初めて以来、フォーミュラEは間違いなく強さを増してきた」
「非常に短い期間の間に、このシリーズは自動車業界との関連性が強いことが証明された。そして今シーズンの初めからさらにふたつの大手自動車メーカーがチャンピオンシップに参加し、合計10となった」
「これらのメーカーのコミットメントとプロ意識、そしてそれぞれのチームは、ドライバーラインアップの質によって反映されている。そして、シーズンごとに改善されている」
「2014年に北京で初めて開催されたレース以来全てのePrixで、フォーミュラEは最先端の電動レースのコンセプトが機能することを証明している」
「フォーミュラEを、最新のFIA世界選手権として、心から歓迎する」
またアガグは次のように喜びを語った。
「いつの日がFIAの世界選手権になるというのが、我々の野望だった。我々がこれまでに行なってきたこと、そしてここまでもたらしてきた全てのことは、この瞬間に向けて取り組んできたものだ」
「この偉業を成し遂げ、FIA世界選手権のステータスが付与されることで、すでにこのレースが本格的なフォーミュラであり、壮大な価値のあるスポーツであることを裏付けている」
「この合意と今回の発表により、フォーミュラEは国際的なシングルシーターレースの頂点になった。これは多くの関係者の多大なる努力の結果であり、FIAのジャン・トッド会長とFIAの支援、そして我々のチームとパートナーが示した献身とコミットメントなしでは不可能だった」
「今、我々はやり遂げたと言うことができる。しかしこれは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権の旗印の下での、新しい章の始まりに過ぎない」
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