MotoGP日本グランプリ、2021年の開催中止が決定。新型コロナ影響し2年連続
国際モーターサイクリズム連盟とMotoGPは2021年10月に開催予定だったMotoGP日本GPの開催を中止すると発表した。合わせて代替戦としてアメリカズGPが組み込まれ、タイGPは開催日程が後ろ倒しされることも明かされた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2021年10月3日に栃木県のツインリンクもてぎで決勝レース開催が予定されていたMotoGP日本GPが、新型コロナウイルスの影響で中止されることが発表された。
MotoGPは2021年シーズン開幕を3月にカタールで迎えると、序盤に予定されていた南北アメリカ大陸でのレースを中止。以後はヨーロッパでの戦いが続いてきた。
直近では7月に予定されていたフィンランドGPの開催中止が決定されており、代替レースとしてオーストリアのレッドブルリンクで、2連戦が執り行なわれることとなっている。
日本GPは2020年シーズンも新型コロナウイルスの影響で中止が決定されており、これで2年連続の開催中止となる。
MotoGPは日本GPの中止理由に関しては「進行中のCOVID-19のパンデミックとそれによる渡航の複雑化や、ロジスティクスの制限」などの問題があったと説明している。
そして、日本GPの中止決定と合わせて、代替レースの日程なども発表された。
本来日本GPが実施予定だった10月3日には、延期されていたアメリカズGP(オースティン)が追加されることが決定。また当初は10月10日に予定されていたタイGPの開催日程が後ろ倒しされ、10月17日決勝というスケジュールとなった。
株式会社モビリティランドの田中薫社長、ドルナ・スポーツのカルメロ・エスペレータCEOは次のようにコメントを寄せている。
田中薫(モビリティランド株式会社代表取締役社長)
「今年の日本グランプリは、この秋に日本に戻って来ることを期待して準備を進めてきました。シーズン後半の計画に向けて、このタイミングで確実にイベントを開催するかを決める必要がありました。現状の旅行事情や国内外での滞在制限を考慮すると、グランプリをキャンセルせざるを得ないという結論に至りました。大変残念な結果です。ファンの皆様、関係者の皆様には心から感謝申し上げます」
カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「『MotoGP』のイベントを実行するため、運営及びロジスティック上の観点から6月中に2021年シーズンの後半戦を定義する必要があった。そのためモビリティランドは、日本グランプリの実行可能性を確認する必要があったが、現時点で開催を確認することができなかったことから、残念なことに、2022年にもてぎに戻るという決断を下さなければいけなかった。日本は『FIM MotoGP World Championship(MotoGP世界選手権)』にとって非常に重要な国であり、プレミアクラスに参戦する日本の3メーカーが、このスポーツの正真正銘の礎石となっている。1992年の最初のイベント以来、日本グランプリを素晴らしいイベントにしてくれたモビリティランドに感謝している」
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