コース内とコース外は別! エスパルガロ兄「フレンドリーなMotoGPタイトル争いが嫌われる理由は理解不能」
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、友好的な関係性が続くヤマハのファビオ・クアルタラロとのMotoGPタイトル争いがメディアに好まれない理由が「理解できない」と語っている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、ヤマハのファビオ・クアルタラロと今季のMotoGPタイトルを争う中でも友好的な関係性を保っているが、そうした状況がメディアに好まれない理由が「理解できない」と苦言を呈した。
エスパルガロは、今季のアルゼンチンGPで初優勝を飾ると表彰台を積み重ね、12戦を終えた時点でランキング首位のクアルタラロとの差はわずか22ポイント。初のタイトル獲得に向けて好位置につけている。
2022年のタイトル争いを象徴づけているのは、クアルタラロとエスパルガロの戦いが常に健全であるということだ。エスパルガロの息子マックスにとっては、父の”ライバル”であるクアルタラロは「アイドル」ですらある。
エスパルガロは、TTアッセンでのオランダGPのようにふたりは上位走行中に接触することはあっても、クアルタラロとのコース外での関係が変わることはないと考えている。
「彼は今でも、僕の子どものアイドルなんだ」
エスパルガロはオーストリアGPに先立つ木曜日にそう語った。
「何度も言っているように、ファビオは良いヤツなんだ。そして僕らの外、メディアを見ているとよく、僕らが世界タイトルを戦っていながら良い関係を築いていることを君たちは嫌っているように見える」
「僕はそれが理解できないんだ」
「アッセンでは一度クラッシュしたし、次のレースでも僕らは真っ向勝負を挑むことになるだろうね」
「でもレースはレースだ。お互いにどこまでリスペクトできるのか、それがレースだよ」
「僕らは共に勝ちたいと思っている。けどファビオは良いヤツなんだ」
「彼は僕の家の近くに住んでいて、家の前を通ると必ず立ち止まって挨拶をしてくれるんだ。コース上で起こったことは、コース上だけの話だよ」
Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team, Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing crash
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
クアルタラロもエスパルガロのコメントに同意し、こう付け加えた。
「僕らふたりは、レースをしている時も多くのリスペクトがあると思う」
「でも彼も勝ちたいし、僕も勝ちたい。ここにいるみんなが勝ちたいと思っている。だから何も変わることはないと思うよ」
「みんな明確な目標を持っている。それは勝つことだ。だから最終的にはそれが一番重要だ」
「でもレースの外での僕らの関係は同じ。今後も変わることはないよ」
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