KTM&テック3、新マシンカラーリングを発表。Moto2からガードナーとフェルナンデスが昇格
KTMとテック3はMotoGP2022年シーズンに向けたチーム体制発表を実施。2022年型マシンのカラーリングをお披露目した。

1月27日、MotoGPに参戦するKTMはサテライトチームのテック3と共に、2022年シーズンに向けたチーム体制発表を実施。新型マシンのカラーリングが発表された。
2017年にMotoGPの最高峰クラスへ参戦を開始したKTM。6シーズン目となる2022年もテック3と合わせて2チーム4台体制での挑戦となる。
KTMは2020年に早くも初優勝を果たし、2021年シーズンにはコンセッション(優遇措置)の適用が外れた。他メーカーと基本的に同じ条件での戦いに挑んだ2021年は、ファクトリーチームのミゲル・オリベイラとブラッド・ビンダーがそれぞれ勝利して計2勝を挙げ、コンストラクターズランキングでは王者のドゥカティから152ポイント差の5位となった。
2022年、KTMはファクトリーチームのラインアップは変更なし。一方でテック3はライダーを総入れ替えし、Moto2クラスから昇格のレミー・ガードナーとラウル・フェルナンデスを起用する。
発表会で公開された2022年のマシンカラーリングは、既にお馴染みとなったメインスポンサーのレッドブルカラー。テック3もオレンジ色をメインとした馴染みのカラーだ。
【ギャラリー】レッドブル・KTM&テック3・KTM 2022年新マシンカラーリング発表!
なおKTMは2022年シーズンに向け、上層部の体制が一部変更された。これまでレースマネージャーを務めていたマイク・レイトナーが退任し、元プラマック代表のフランチェスコ・グイドッティがその後任に就いた。
KTMのモータースポーツ部門を率いるピット・ベイラーは次のようにコメントし、2022年にさらなる飛躍を目指すとした。
「2021年は我々グループにとって、最も成功したシーズンとなった。MotoGPではチームランキング6位に入り、Moto2とMoto3クラスではチャンピオンシップを制するなど、ロードレース分野で成し遂げた結果は素晴らしいモノだ」
「こうした結果は、この先に向け皆にさらなるモチベーションを与えてくれる」
「MotoGPでこうしたプロジェクトをスタートさせたときには、いつかレースで勝ちたいと思うものだ。とてもシンプルに聞こえるだろうが、実際にそれを達成するには、非常に多くの関係者が、信じられないほどの努力を行なっている」
「我々はそれを現実のモノにした。しかしまだこの困難な道で学んでいかなければならない。あるレースウィークに勝ったとしても、次の週にはQ2進出を争うことになる……非常にタイトな争いなんだ」
「今の我々の目標は、どのレースウィークも一貫性を持たせてトップ5を争い、シーズンランキングで3番手までを争うことだ」
「それが新シーズンの目標で間違いない。他メーカーも同じように野心的な目標を抱いている以上、それが非常に高い目標なのは分かっている。しかし今の我々は強力だ。チームとしても、バイクについても、そしてライダーについてもだ」
MotoGPは2月5日にセパン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストが開始され、2月11〜13日にかけてインドネシアでもテストが実施。3月6日に開幕戦カタールGPが開催される予定だ。
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