マルケス「初めて制限ナシで走れそう!」ザクセンリンク10連勝の“王”復活なるか?
マルク・マルケスは、第8戦ドイツGPで復帰以来初めて“肉体的な制限ナシ”でレースに挑むことができると考えている。
写真:: Repsol Media
2021年のMotoGP第3戦ポルトガルGPで、約9ヵ月ぶりのレース復帰を果たしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。ただ昨年7月に負った右腕骨折の影響は大きく、復帰後も筋肉と右肩のパワー不足に悩まされ苦しい戦いが続いてきた。
6月18日からはザクセンリンク・サーキットで第8戦ドイツGPが開催。そしてマルケスはこのグランプリで復帰後初めて、肉体的な制約無しの状態で走ることができると考えているようだ。
ザクセンリンクといえば、マルケスが非常に得意としているコース。2010年以来、彼は下位クラスからMotoGPクラスまで、10連勝を記録している。まさにこのコースの王といった具合だ。
同サーキットは左コーナーが10、右コーナーが3と非常に特徴的なレイアウトで、左回りのコースを得意とするマルケスにはうってつけなのだ。そして右コーナーが少ないということは、怪我の影響が残る右肩の負担も少なくなるということを意味している。
「そうだね、正直なところ今週末は腕と肩に関して良い感じのレースウィークになるんじゃないかな」
マルケスはドイツGPを前にそう語った。
「このサーキットでは(肉体的な)制限が無いことを祈っているし、少ないと思っている。僕が限界を感じたり、フィーリングが悪い右コーナーは3つしか無くて、左コーナーがたくさんあるからね」
「だから今週末は肉体的な制約ナシで迎える最初のレースウィークだと言える」
「もちろんここに来たからといって、状況を一変させると、そんな風に言い張ることはできない」
「だけど肉体的な面については、他のサーキットよりも良いだろうという自信がある」
「肉体的な制約が少なく行けるかどうか、様子を見てみよう」
またマルケスは第7戦カタルニアGP直後に行なわれた公式テストが非常に重要だったともコメントしている。彼は同テストで87周と走り込んだが、身体の状態が良くなってきているという。
「ああ、バルセロナでのテストはとても重要なものだった」
「ホンダにとって重要なテストだった……それもあるけど、僕にとっても重要なものだったんだ」
「プレッシャーもなく、ラップタイムを気にすることもなく、ただライディングして、たくさんのことを試すことのできる(復帰後)初めてのチャンスだったんだ」
「ホンダに多くの情報をもたらそうとしていたのもあるけれど、僕の方でも色々と試すことができて良かったよ」
「テストの後数日は使い物にならなかったけど、週末にはフラットトラックでまたバイクに乗って良い状態だったし、さらに一歩を踏み出せた」
「つまり僕の身体は一歩一歩準備が整いつつあるということを意味している」
「でも一番重要だったのはカタルニアテストだった。テスト後には満足していたよ」
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