エスパルガロ弟「何が起こっているのか分からない」バイクの挙動変化に翻弄される
レプソル・ホンダのポル・エスパルガロはMotoGP第2戦ドーハGPでマシンの挙動変化に苦戦しており、「何が起こっているのか理解できない」とその苦境を語った。

レプソル・ホンダへ移籍しての2戦目を迎えているポル・エスパルガロ。彼はマシンの挙動が変化することに戸惑っており、何が起こっているのか分からないと語っている。
ポル・エスパルガロはドーハGP予選でQ1敗退。タイム面でも同じロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれた開幕戦と比べて後退していた。もっとも、コンディション悪化を訴えるライダーは多く、大部分のライダーたちは開幕戦よりもタイムを落としていたことを考えれば、エスパルガロのタイムが遅くなったことも驚くべきことではない。
それ以上に彼にとって悪かったのは、セッションごと、そして使用するタイヤによってマシンの挙動が異なるものになってしまう、という点だろう。
「何が起こっているのか理解できていない」と、彼は語る。
「僕らはバイクのベースとなるところを見つけてきたと思う。でもそれからあるセッションから別のセッションへ向かうと、それが通じなくなってしまうんだ。新しいタイヤを履いたときのバイクの挙動は、ドゥカティ勢には起こらないようなものなんだ」
エスパルガロはドーハGP初日の段階で、タイヤのポテンシャルをフルに引き出せていないと不満を零していた。
「それから問題なのが(事前に熱入れしていない)新タイヤでこうしたことになっている点だ。マーベリック(ビニャーレス/ヤマハ)やオリベイラ(ミゲル・オリベイラ/KTM)にも同じ様なことが起こっていたけど、(その状況で)落ち着くのは難しい」
「チーム側でもその問題にどう答えていいか分かっていない。でも僕はバイクのせいではないと思っている。前回のレースは厳しいものだったけど、明日はそれ以上に厳しくなるだろう」
「何が起こっているかが分かっていないし、それをどう解決するかも分かっていないのが問題なんだ」
「今の状況では、あるタイヤから別のタイヤへと変えると、ブレーキングポイントが30メートルは違ってくる。これはちょっと凄いよ。特に僕のようにホンダをあまり知らない人間にとってはね」
「(レースの)目標は依然としてトップ5フィニッシュだ。それはたとえ非常に複雑な状況であってもだ」
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