終盤戦好調のドゥカティ、2022年は更に脅威に? クアルタラロ「ウチのバイクは限界だった」と懸念

2021年のMotoGP王者となったヤマハのファビオ・クアルタラロだが、彼は2022年シーズンに向けてはドゥカティが強力な敵になるだろうと警戒している。

終盤戦好調のドゥカティ、2022年は更に脅威に? クアルタラロ「ウチのバイクは限界だった」と懸念

 2021年のMotoGPはヤマハのファビオ・クアルタラロがチャンピオンを獲得。ライダーラインアップを一新したドゥカティだったが、今年も頂点には届かなかった。

 しかし2022年シーズンに向けて、王者クアルタラロはドゥカティの強さを警戒しているという。

 クアルタラロがそう考える要因は、シーズン終盤戦でのドゥカティの好調さだ。最終戦のバレンシアGPでもフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が優勝し、プラマックのホルヘ・マルティンが2位、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が3位と、表彰台はドゥカティ陣営によって独占されてしまった。なおドゥカティによる表彰台独占はこれが初のことだ。

 舞台となったリカルド・トルモ・サーキットも、決してドゥカティにとって相性のいいコースとは言えなかった。直近の勝利は2018年、それ以前では2008年と2006年にまで遡らなければならない状態だったのだ。

 こうしたコースで、クアルタラロはドゥカティの後塵を拝する5位でフィニッシュ。彼はバレンシアGPでのドゥカティの強さが、デスモセディチGPの”大きな進歩”を証明するものだと語っている。

 最終2レースでの厳しい展開は懸念になっているかとmotorsport.comが訊くと、クアルタラロは「正直ポルティマオは難しくはなかった」と答え、こう続けた。

「ポルティマオは予選が悪かったことで、難しくなってしまった。僕らはオーバーテイクができなかったんだ」

「でもここでは難しい状況だった。誰もがこのトラックはドゥカティ向けの場所じゃないと言っていたけど、ポールポジションを獲ってフロントロウ独占、そしてレースでも表彰台を独占していた」

「彼らは大きなステップを踏んでいる。だから来年についてはより心配している」

「でもこれは今僕が頭の中で考えすぎていることかもしれない」

「ヤマハに任せる必要がある。来年に向けて、改善していく必要があるのは分かっている」

「もちろん、彼らの進歩もあるから、凄く自信があるわけじゃない。でも僕たちは今年の世界チャンピオンなんだから、楽しまないとね」

 クアルタラロはヤマハに対しては、ドゥカティに対抗できるよう、エンジンパワーをより強力にしてほしいという要望を公にしてきた。バレンシアGPでも、現在のYZR-M1のパッケージからは限界までパフォーマンスを引き出していたと語っている。

「僕は常に自分の最大限の力を注いでいる。皆もそれは分かると思う」

「でもバイクの限界に達する瞬間がある。そして今日、僕らはその限界にぶつかっていたと思う」

「正直、ドゥカティがどれだけのパワーや加速を備えているのかを理解するのは難しい。ジャックの後ろにいても、彼らのパワーがどうなのか、僕が知るのは難しいことだ」

「でも最終的には、それはヤマハが取り組む必要のあることだ。何をする必要があるのかは極めて明確だろう。だから僕は繰り返しヤマハに伝えているんだ。もっとも、彼らもそれは分かっていると思うけどね」

 
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