バレンティーノ・ロッシ、MotoGP引退後の四輪レース参戦に意欲「楽しむためだけにレースをすることはない」

今季限りでMotoGPを引退することを決めたバレンティーノ・ロッシは、今後レースに参戦する際にも、単純に楽しみのためだけではなく、”真のライダーまたはドライバー”として挑むと語った。

バレンティーノ・ロッシ、MotoGP引退後の四輪レース参戦に意欲「楽しむためだけにレースをすることはない」

 今季限りでMotoGPを引退することを決めたバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は、将来四輪レースに参戦することに興味を持っており、さらに「ただ楽しむためだけにレースをすることはない」と、参戦が決まった際にはしっかりと結果を残すことを目指すと語った。

 これまでMotoGPでは、下位クラスや500cc時代も含めて9度にわたって世界チャンピオンに輝いたロッシ。しかしその間には2輪レースのみならず、4輪レースにも挑戦。2019年と2021年には、ガルフ12時間レースに参戦してフェラーリ488 GT3を駆り、表彰台を獲得している。

 そのロッシは、MotoGP引退後にもル・マン24時間レースなど4輪を含めた何らかのレースに挑戦したいと考えており、しかもしっかりとした結果を残したいとも考えているようだ。

 MotoGP引退後のキャリアにおいて、現時点で何か目標があるかと尋ねられたロッシは、motorsport.comに対して次のように語った。

「僕は自動車でのレースも大好きだ。僕のキャリアはゴーカートから始まったからね。グラツィアーノ(ロッシの父親)は、バイクのレースを恐れていた。彼は怪我が多く、自動車のレースの方が少しは安全だと思っていたからなんだ」

「それで僕はゴーカートから始め、ゴーカートの2〜3年後にミニバイクに乗ってみた。そして幸いにも、僕はバイクでレースをすることにした。4輪でも同じような結果を残せたかは分からない……きっと不可能だっただろうね。そういう意味では、良い選択だったよ」

「でもとにかく、自動車でレースをすることは、ずっと僕の心の中に残っていた」

「バイクでのキャリアを過ごしていく間、僕は常に、自動車でも自分の腕を上げようとしてきた。レースをするためにね」

「自分のレベルは分からない。バイクと同じレベルにあるとは思わないけど、楽しむためだけにレースをすることはないよ。真のライダーやドライバーなら、強く、そして勝つためにレースをする。そして、良い結果を掴もうとするものなんだ」

「でも今のところ、どんなマシンに乗るかも分からないし、どのレースに出るのかも分からない」

「僕は以前、ル・マン24時間レースに参戦したいと言ったことがある。世界中には、たくさんのレースがあるからね。楽しめると思うよ」

 ロッシはガルフ12時間レース以外にも、4輪のイベントに数々挑んできた。2002年、2006年、2008年には世界ラリー選手権(WRC)にも挑戦し、2006年のニュージーランド・ラリーでは、スバル・インプレッサWRC04を駆り、11位に入っている。

 またロッシは、2000年代には何度もフェラーリのF1マシンをテストドライブ。F1への転向を真剣に検討したこともあった。しかし最終的にはMotoGPに残ることを決めた。また2019年には、スペインのリカルド・トルモ・サーキットで、ルイス・ハミルトンが2017年にF1王者に輝いた時のマシンW08をドライブ。ハミルトンがロッシのMotoGPマシンを走らせた。

 

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