ドヴィツィオーゾ離脱を受け、王者ケーシー・ストーナーがドゥカティを批判
2007年にドゥカティでMotoGP王者となったケーシー・ストーナーは、アンドレア・ドヴィツィオーゾ離脱の報を受け、ドゥカティは彼を手放すべきではないと主張した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
8月15日、アンドレア・ドヴィツィオーゾのマネージャーは、ドヴィツィオーゾが2020年限りとなっているドゥカティとの契約を延長することはないと明らかにした。
ドゥカティ側もそれを認めており、過去3年間ランキング2位を獲得してきたドヴィツィオーゾがドゥカティを離れるというニュースは衝撃を持って迎えられた。
ドヴィツィオーゾとドゥカティの間では、金銭面の条件で隔たりがあった。新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的な影響のために、ドゥカティが高額なサラリーの減額を望んでいたのだ。
2013年にチームへ加入し、ドゥカティをトップチームへと押し上げてきたドヴィツィオーゾの放出……その判断を下したドゥカティに対する批判的な声も聞かれる。
実際、2007年にドゥカティ唯一のMotoGPチャンピオンであるケーシー・ストーナーも、今回のドヴィツィオーゾ離脱に批判的な見解を示している。
「ただの個人的な意見だけど、ドゥカティはアンドレア・ドヴィツィオーゾのようなライダーを失う余裕はないと思う」
「結果を出すのはライダーであって、風洞ではないということを、彼らはどこかで理解すべきだと思う」
ストーナーは自身のSNSでそうコメントした。
ストーナーは2007年にドゥカティでMotoGPタイトルを獲得したものの、2010年限りでチームを離脱。その裏には自身の疾患に対するチームの対応への不信なども要因になっていた。そしてストーナーの離脱後、ドゥカティは今に至るまでタイトルを獲得できていない。
なおストーナーは2016年にドゥカティのテストライダーに就任していたが、マシン開発に自身の意見が反映されていないと感じ、2018年には再び離脱している。
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