バニャイヤ、MotoGP王者の証”1”を選択も「驕ってはいけない」と自分に戒め。【1番は連覇できず】の呪いを跳ね除けられるか?

MotoGP2023年シーズンにチャンピオンのフランチェスコ・バニャイヤはチャンピオンの証である『1』をパーソナルナンバーとして選んだ。『1』を使うライダーが現れるのは11年ぶり。彼は防衛を目指しつつも、自分がチャンピオンだと驕ることのないようにしたいと語った。

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 1月23日に行なわれたドゥカティのMotoGPチームローンチイベントで、フランチェスコ・バニャイヤは自身のパーソナルナンバーにチャンピオンのみが使用できる『1』を選んだことを発表。実に11年ぶりにMotoGPに”チャンピオンナンバー”が戻ってくることとなったが、本人はこの番号に振り回されることなく、連覇を狙いたいと語っている。

 2022年は序盤に苦戦し、大きくポイント差を開らかれたものの、そこから大逆転して初チャンピオンとなったバニャイヤ。彼が2023年の自身のナンバーに1番か、それとも馴染みある63番を使い続けるかどうかは、大きく注目を集めていた。

 最終的にバニャイヤは1番を使うことに決めたわけだが、MotoGPで1番が使用されるのは実に久しぶりのことだ。前回1番が使用したのは2012年のケーシー・ストーナーで、実に11年も前のことである。

 46のバレンティーノ・ロッシ、44のルイス・ハミルトン、23のマイケル・ジョーダンといったように、個人を表す数字が持つ象徴性は非常に強いものだ。その点で言えば、『63』は今後もドゥカティファンにとっては重要な数字であることは間違いない。

 バニャイヤも63番の象徴性は変わらないと認識しているようで、ローンチイベントの際には次のように語った。

「63番は僕にとってたくさんの意味があるし、この数字は僕にぴったりと寄り添っているものなんだ」

「確かに、ピットボードやマシンに着く僕のナンバーが1になるのは事実だけど、それ以外は63のままだ。63はいつもどおり僕の番号だよ。皆も僕のことは63番で認識していると思うからね」

 そして彼は『チャンピオンの1番』を使うことを選んだものの、防衛を目指す新シーズンに向けては、自身がMotoGPチャンピオンだとは考えずに、昨年同様のアプローチを採ることになると語った。

「僕は、自分がチャンピオンだと驕ってはいけないと思っている。というのも、そうすると油断が出てしまう可能性があるからだ」

「だから昨年と同じ考え方とアプローチでシーズンを過ごすことを目指すよ」

「今年は2022年のミスから教訓を学んできたから、より良いスタートを切ることができると思う。新型バイクは2022年型とかなり似ているし、テスト初日から上手くいくんじゃないかと思うよ」

「(スプリントレースが導入される)2023年の週末のスケジュールは大きく変わってくるから、状況も変化する可能性がある。でも、昨年のように上手くやることができれば、トップに立つことができると確信している」

 2002年に最高峰クラスがMotoGPへと改称されて以降、1番を使用したチャンピオンはバニャイヤを除くとニッキー・ヘイデン、ホルヘ・ロレンソ、そして前出のケーシー・ストーナーの3名のみ。そして、1番を使用した年は例外なく防衛に失敗している。果たしてバニャイヤはこのジンクスを打ち破ることができるのか? テストから彼とドゥカティの状況には注目が集まることになりそうだ。

 
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