2位ビニャーレス、灼熱のコンディション+排熱で“息ができなかった”?
MotoGP第3戦アンダルシアGPで2位となったマーベリック・ビニャーレスだが、彼はレース中バレンティーノ・ロッシの後方を走っている際、「息ができなかった」と語っている。
ヘレス・サーキットで行なわれたMotoGP第3戦アンダルシアGPは灼熱のコンディションでのレースとなった。2位を獲得したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)はレース中チームメイトのバレンティーノ・ロッシの後方を走っていたが、その排気熱によって呼吸ができない状態だったという。
2番グリッドから決勝レースに挑んだビニャーレスは、1周目の最終コーナーで先頭を狙っていくが、ワイドに膨らんで後退。ロッシの後ろ3番手でレースを戦うことになった。
「実はレースでは呼吸するのがひどく困難だったんだ」と、ビニャーレスはレース後に語った。
「まず第一に、1周目で僕はクリーンエアを得るためにファビオを追い抜こうとした。マシンにもかなり強さを感じていたからね」
「だけど(最終コーナーで)ワイドに膨らんでしまって、バレが僕を追い抜いていった」
「だから僕は何もできなかった。バレの後ろに詰まってしまったんだ。そしてほとんどのラップで息をするのが難しかった。完全にだめになってしまった」
「それが何故なのかはわからない。おそらくは他のマシンからの排熱かもしれない。だけど僕の今日はそれで終わりだ。これ以上はできなかった」
またビニャーレスはスタートでクアルタラロから先頭を奪えていたなら、“違ったレース”になっていただろうとも認めた。
「ラスト5周までセーブして走っていて、最後にプッシュしていいリズムを取り戻した」
「今日は最初のコーナーで先頭に立てなかった。そうじゃなければ、レースはまた違ったものになっていたと思う」
ビニャーレスはスペインGPとアンダルシアGPを2位で終え、40ポイントを獲得。連勝したクアルタラロとは10ポイント差と、リードを許してしまった。ただ彼はチャンピオンシップはまだこれからだと語っている。
「このことでチャンスを逃したというわけじゃない」
「僕らは40ポイントを確保していて、ポイントリーダーからはそう離れていない。だからネガティブには捉えていないよ」
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