新天地での初レース終えたビニャーレス、今後の改善誓う「これは挑戦……一歩一歩だ」
アプリリアでの初めてのレースを終えたマーベリック・ビニャーレスだが、彼はまだ快適な領域には入れていないため、今シーズンの残るレースでよりバイクの理解と適応を進める必要があると語った。
マーベリック・ビニャーレスは8月にヤマハとの契約を早期終了させ、アプリリアへと移籍。第13戦アラゴンGPで、早くもレースへの復帰を果たした。
アラゴンGPでのデビューに先立ち、ビニャーレスはミサノ・サーキットで2日間のテストを実施。レースウィーク中にも着実にタイムを改善していた。
アプリリアでの初予選で、ビニャーレスは19番手タイム。決勝レースではひとつポジションを上げ、18位でのフィニッシュとなった。勝者からは27.1秒、チームメイトのアレイシ・エスパルガロ(4位)からは20秒差の位置だった。
レース後、ビニャーレスはアプリリアでの新たな挑戦を始め、適応を進めていくために重要なデータをもたらすことができたと、レースには満足している姿を見せた。ただ、優勝を期待されていないバイクでのレースは“挑戦”だとも認めている。
「僕はもう“快適ゾーン”にはいない。だからこれは挑戦なんだ」と、ビニャーレスは言う。
「これは大きな挑戦だ。今回の結果がこういうモノなのは事実だけど、僕らにとってこの6レースは願いのようなものだ。一緒に仕事を初めて、互いのことを理解し始める……素晴らしいことだ。これが取り組む必要のあるところなんだ」
Maverick Vinales, Aprilia Racing Team Gresini
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「最初のレースから前方を走りたかったけど、それを期待するのはフェアじゃない」
「僕はもっとハードに取り組むことが必要だし、バイクのことも深く理解する必要がある」
「ステップ・バイ・ステップだ。僕たちが大きな一歩を踏み出すポイントがあるだろう。それは明らかだ」
なおビニャーレスはアプリリアRS-GPに対する適応を進める中で、マシンの最大のパフォーマンスを引き出すためにはコーナーエントリーでの自信が欠けていると語っている。
「僕はヤマハでの乗り方に慣れてしまっているから、コーナーエントリーをかなり改善する必要がある。変えていく必要があるんだけど、まだ自信が持てていない」
現時点で重点的に取り組むべき場所について訊かれたビニャーレスは、そう答えた。
「でも、それも手に入れられるだろう。トラクションの部分ではフィーリングは良いし、凄くポジティブだと感じられている」
「タイヤライフという点でも良い。レース中ずっと、終盤のラップまでプッシュすることができた」
「だからレースがパーフェクトなものじゃなかったとしても、ポジティブなことはある」
「そうしたポジティブなモノを見つけられているのは、とても大事なことだ」
「ただ僕が改善しなくちゃいけない、ネガティブな部分があることも明らかだし、みんなにも助けて貰うことになる。僕はそこを改善していく必要があるんだ」
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