ロボレース、将来的にF1やスーパーGTとの提携も検討? 人工知能の力をPR
ロボレースCEOのディ・グラッシは、フォーミュラEだけに限らず、F1などのカテゴリーと組んで自動運転技術を実証することも視野に入れているようだ。
写真:: Roborace
自律走行する電動マシンによって争われる”ロボレース”は、2019年の春に開幕する予定だ。フォーミュラEの一部のレースと併催される形になるが、ロボレースCEOのルーカス・ディ・グラッシはF1などのカテゴリーと提携し、その自律運転技術を実演することに前向きな姿勢をとっている。
フォーミュラEのシーズン3王者のディ・グラッシは自動運転の支持者であり、現役レーシングドライバーでありながら2017年9月にロボレースのCEOに就任した。
ロボレースの意義が、自動運転技術の"走る実験室"であると考えているディ・グラッシは、ロボレースをフォーミュラEとの併催に限定する必要はないと考えており、F1を含む他のカテゴリーと併催することでその技術を披露し、存在をアピールすることができれば嬉しいと語った。
「全てのイベントがフォーミュラEと共に開催されるというわけではない。いくつかはフォーミュラEとの併催になるが、僕たち自身でも開催することになっていくだろう」
「他の選手権と提携することに制限はない。もしF1が僕たちと組んで人工知能の力を披露したいと思ったなら、僕たちはそれをすることができる」
「あるいはWECと組んで、将来的にひとりのドライバーが人工知能とマシンをシェアして、24時間レースを戦うようなシリーズを作ることもできる」
「僕たちはフォーミュラEが好きだ。なぜなら、将来的には全てのマシンが電動になると考えているからだ。しかし僕たちは米国のIMSAや日本のスーパーGTのようなシリーズとも話をするつもりだ」
ロボレースは、2019年と2020年を実験的なシーズンとして扱うつもりであり、DevBotと呼ばれる開発車両をアップデートしてレースに使用する。モータースポーツの新たなカテゴリーとして本格的に始動するのは、2021年からになる予定だ。
また、当初はプログラムされた人工知能が操る完全自律運転マシンによるレースを予定したものの、レースの一部をドライバーが担当し、その後人工知能がレースを”引き継ぐ”ような形式へと、方針が転換されている。
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