石浦宏明、SF19導入後初の表彰台「2台揃ってハイペースで走れたことが良かった」
2020スーパーフォーミュラ第2戦岡山。およそ1年半ぶりに表彰台フィニッシュを果たした石浦宏明は、安堵の表情をみせたものの、安定してトップ争いをしていくにはさらなる改善が必要だと語った。
写真:: Masahide Kamio
岡山国際サーキットで行なわれた2020全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦。車両がSF19に変わって初めての2位表彰台となった石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がレースを振り返り、僚友の坪井翔とともに良いペースで周回できたことがチームでワンツーフィニッシュを飾れた要因だったと語った。
予選では開幕戦に続いてQ3に進出し、6番グリッドにつけた石浦。スタート直後の多重クラッシュをうまく交わし3番手に浮上し、レース後半までピットストップを引っ張る戦略で走り、最終的に2位表彰台を獲得した。
石浦は初優勝を飾った2015年以降は毎年必ず1勝を挙げる活躍を見せていたが、SF19が導入された昨年は苦戦を強いられ、ここまで表彰台に上がれないレースが続いた。その中で坪井とともに表彰台に上がれたことに、安堵の表情を見せていた。
「SF14の頃はよく表彰台に上がっていましたが、SF19になってからなかなか速さを出せず苦労してきました。今年に向けて坪井選手もすごく調子が良くなってきていたし、エンジニアもクルマのセッティングをいろいろトライしてくれたおかげで2戦連続でQ3に進めていて、光明は見えていました。今回色んな運にも助けられて、良い結果で終われたのはチームにとっても良かったと思います」
そう語った石浦だが、トップ争いの常連になるには、予選でのペース改善が必要と明言。引き続きチーム全員でパフォーマンス向上に努めるという。
「結果としては嬉しいですが、速さという部分ではまだ飛び抜けたものがありません。レースフォーマットも色々ありますけど、やっぱり予選がすごく大事になるのでポールを争えるような速さをさらに見つけていかなければいけないなと思っています。チーム全員でそこをトライしていきたいなと思います」
レース後半では坪井との同チーム対決に注目が集まったが、その最中も終盤までピットストップを引っ張る作戦をとっていたニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)のペースを気にしながら周回を重ねていたという石浦。坪井とのバトルをしつつ、2台でペース良く走れたことが最終的にワンツーフィニッシュの実現につながったと語った。
「坪井選手と争っているときにニック選手のペースが良いのは知っていました。ここで(バトルを)やり合うよりも2台で逃げてしまわないと、彼に逆転されてしまうという状況を理解しながら、2台ともハイペースで走れたのがこういう結果につながったと思います。2台とも良いペースで走れたというところについても(チームに)感謝したいです」
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