SFが2020シリーズ概要発表、ドライタイヤは1種類のみに変更され内圧管理も実施

これまでドライタイヤは2スペック制が採用されていたスーパーフォーミュラだが、2020シーズンは1スペックのみで運用されることになる。

Yokohama Tyre

 全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)は、2020シーズンのシリーズ概要を発表。細かなレギュレーション変更点などを明らかにした。

 すでに日本自動車連盟(JAF)からスーパーフォーミュラの2020年統一規則が発表されており、ポイントシステムの大幅な変更や予選ポイントの導入、ノックアウト予選のQ2通過台数変更などが明らかとなっていた。

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 さらに今回のシリーズ概要では、レースウィーク中の細かな運用などについてが明らかとなった。

 その中でも特筆すべきなのがドライタイヤに関する運用だ。昨年まではソフトとミディアムの2スペック制が採用され、決勝中は両方の種類のタイヤを使用しなければいけないという義務があった。

 しかし、今シーズンはソフトタイヤとして使用されていた1スペックのみの運用に変更されることになった。これによりレース中の異なるスペックへのタイヤ交換義務や予選Q1はタイヤ使用制限(ミディアムのみ使用可)というルールがなくなることになる。

 なおタイヤの空気圧に関しても今季から規則化されることになった。スタート前とフィニッシュ後の最低タイヤ内圧と温度がチェックされ、指定した値から外れている場合は、その場で是正させるか、罰則の対象となる。

 さらに各車両の燃料搭載量が90リッターに統一(運用方法は各大会前に出される特別規則で発表)され、決勝レース後は最低1リッター以上の燃料が残っていることが義務化された。つまりチェッカー直後にガス欠でストップしパルクフェルメに戻って来られなかった車両に対してはペナルティの対象となるという。

 その他にも、フォーメーションラップスタート時にストールした車両の処理に関する手順の変更やF1でも実施されているEXTRAフォーメーションラップをスーパーフォーミュラ導入する。さらにピット作業時にはタイヤ交換要員とは別に消火作業要員を専用で配置することを義務付けた。

 そして気になる2020シリーズのスケジュールだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、開幕3戦が延期。第1戦鈴鹿の代替に関しては11月14日に開催され、同地での第7戦と2レース制で行なわれることになったが、富士スピードウェイでの第2戦とオートポリスでの第3戦に関する代替日程はまだ決定していない。

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