19号車ウェッズ坂東監督「ファンの皆さんには申し訳ないレース……エントラント全員で盛り上げる」
#19 WedsSport ADVAN GR Supraの坂東正敬監督は、富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT第2戦について「ファンの皆さんに申し訳ないレース」だったと語った。
スーパーGT第2戦富士450kmレースの決勝で、ポールポジションからスタートした19号車WedsSport ADVAN GR Supraは、最終的に6位でのフィニッシュとなった。
スタート直後、19号車ウェッズはなかなかペースが上がらず、ポジションを下げてしまうことになった。チーム監督の坂東正敬はこれについて、タイヤのウォームアップが他車に比べて良くなかったのが原因だと明かす。
「タイヤのウォームアップは、他メーカーの方が良かったです。ただ僕らは、FCY(フルコースイエロー)が出るまでは、スティントを引っ張る作戦でした。当時はトップとは10秒の差だったので、昨年の幅を考えれば行けると考えていました」
そう語る坂東監督は、ヨコハマタイヤが昨年と比べて進歩しているとも説明する。
「昨年と違うのは、ウォームアップは悪いとしても、グリップの落ちが悪くなかったということです。前にいた100号車STANLEY NSX-GTは射程圏内に捉えていましたし、後続の38号車ZENT CERUMO GR Supraを引き離すこともできました。決勝の時の強さは、岡山の時よりも進歩したと思います」
ただレースは2度の赤旗中断があり、結局100周予定のところ62周で終了。最後まで戦い切ることができなかった。
「個人的には、昨日(予選で)見せ場を作れたと思います。本当にレースができていたら、僕らの順位がどうなったのかということは知りたいと思います」
そう語る坂東監督は、次のレースでは良いレースを見せられるよう、エントラントとして全力を尽くしたいと語った。
「僕はファン目線も持っていると思います。だから今日のレースは、ファンの皆さんには申し訳ないレースだったと思います。レースで起きたことについては、仕方のない部分もいっぱいあります。でもお客さんに喜んでいただかなきゃいけないし、スポンサーさんに喜んで頂かなきゃいけない、そういうレースをやっていかなきゃいけないです」
「富士はいつも、お客さんがまた来たいと思ってくれるようなレースになります。でも今回はそれができなかったのが、エントラントとしては辛いです。最後はしっかり走った方がよかったのか、SCのまま終了するのが良かったのか……そういう部分もあります。GTAとしても、苦渋の決断だったのではないかと思います」
「でも次も来てもらえるようなレースを、エントラントとしてはやっていかなきゃいけません」
「ドライバー(高星明誠/#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z)には怪我がなかったと聞いていますし、それは良いことです。もし大怪我でもしていたら、大問題になっていました。今後は改めてエントラント全員で、もう一度盛り上げられるように考えたいです」
「レースをしっかりやれていれば、僕らが勝ったと思っています。でも、そう考えているチームは、他にもあると思います。お客さんには、ぜひ改めてサーキットに来て欲しいと言いたいです。エントラントとしてきっちりと気を引き締めて頑張りますので、ぜひサーキットに足を運んでくれたらと思います」
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