FIAとACO、 WECプローモーションに関する契約を延長
ル・マン24時間レースの主催者であるACO(フランス西部自動車クラブ)は、FIAとの契約を延長。WEC(FIA世界耐久選手権)のプロモーションを今後さらに進めていくことになった。
写真:: Eric Le Galliot
フランス西部自動車クラブ(ACO)は、WEC(世界耐久選手権)のプロモーション業務に関して、FIA(国際自動車連盟)との契約を延長したことを発表した。
2012年に現行のWECが発足して以来、ACOは子会社のル・マン・エンデュランス・マネジメントを通じて、同シリーズのプロモーションをFIAに代わって担当してきた。
この2012年のWEC”復活”により、スポーツカーによる耐久レースのシリーズは、1992年以来となる世界選手権のステータスを取り戻し、2021年からはハイパーカー(LMH)カテゴリーを導入することになった。
今回の契約延長により、FIAとACOは、WECへのLMDhクラスの導入に向けて協力していくことを意味する。このLMDhクラスは、IMSAの最高峰カテゴリーとしても採用される予定になっており、WECではLMHクラスのマシンと同列で戦うことになる。
FIAのジャン・トッド会長は、ACOとのパートナーシップを延長したことになり、耐久レースの未来にむけた「強固な基盤」を築き上げることになったと語る。
「FIAとACOのパートナーシップは、プロモーションの面で切望されていた安定性を提供することになる。これは、FIA世界耐久選手権のポジティブな前進をサポートするための鍵である」
トッド会長はそう語る。
「そしてハイパーカーのカテゴリーや、新たなメーカーの参入など、楽しみにしていることがたくさんある」
「したがって、協力体制を継続していくことを明らかにすることは、疑う余地のない決断だった。これで耐久レースは、将来に向けた確固たる基盤を手にすることになった」
ACOのピエール・フィヨン代表は、新規参入メーカーが多数あることは、WECとル・マンのプロモーションが「実り多い」モノであるということを証明していると語った。
「耐久レースの新しい黄金時代の夜明けに、FIAとの合意を延長できることを、嬉しく思っている」
「我々の規律への関心の高まりと、世界中の自動車ブランドがWECのトップクラスに復帰することは、我々のコラボレーションが実り多いという証拠だ。今後数年間は、耐久レースがこれまでに見たことのないような可能性をもたらすことができるだろう」
「FIA世界耐久選手権は、かつてないほどの注目を集めており、世界のモータースポーツを統治する期間とのパートナーシップを継続することができるのを、嬉しく思っている」
2022年のWECは、3月18日のセブリング1000マイルで開幕。この他スパ6時間レースとル・マン24時間レース、そしてモンツァと富士でも6時間レースが開催される予定……バーレーンでの8時間レースで閉幕する予定となっている。
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