写真:: Sam Bagnall / Motorsport Images
フォーミュラEに『日産・e.ダムス』として参戦している日産は、レースチーム『e.ダムス』を買収すると発表した。
日産はフォーミュラE発足5年目の2018-2019シーズンより、日産・e.ダムスとして同シリーズへの参戦を開始。現在に至るまで参戦しており、既にシーズン12(2025-2026シーズン)までの継続を明らかにしている。
日産のCOOであるアシュワニ・グプタは今回の買収について、日産が掲げる電動化と持続可能性への長期的コミットメントに沿うものであるとして、次のようにコメントした。
「日産の従業員、そして世界中の日産ファンとお客さまがワクワクしてくれていることと思います。85年以上前に初めてモータースポーツに参戦したときから、勝利への飽くなき探求心が、常に日産を前進させてきました。私たちはレースへ参戦することで、技術的に大きく飛躍し、お客さまにとってより良いクルマを開発するための絶好の機会を得ることができると信じています」
「『e.ダムス』チームの買収は、フォーミュラEやエキサイティングでハイパフォーマンスなモータースポーツに対する当社の長期的なコミットメントを示しています。私たちはモータースポーツを愛しています。しかし、それだけではありません。革新的でワクワクするドライビングを提供し、ゼロ・エミッションで持続可能な社会を実現することへ情熱を注いでいます。今回の買収により、当社の電動化戦略は、より一層加速していくことでしょう」
この買収に伴い、チームの経営陣は4月12日付で変更。日産フォーミュラEを担当するゼネラル・マネージャーのトマソ・ヴォルペがe.ダムスのマネージング・ディレクターとなり、フランソワ・シカールがスポーツ・ディレクターを務める。
創設者ジャン-ポール・ドリオの死後、ダムスを支えている息子のオリビエ・ドリオとグレゴリー・ドリオはe.ダムスの経営陣からは離れることとなるが、「フォーミュラEで、日産のような世界的なブランドと提携できたことは光栄なことだった。これからは日産が手綱を握り、レースへの参戦を継続していく。情熱的で革新的な企業にチームを引き継ぐことができて嬉しく思うし、シーズン8とその先のシーズンでのさらなる成功を祈っている」とコメントした。
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