登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本

ジャガーのエバンス、ローマ連勝! アタックモード温存作戦がまたもハマる|フォーミュラE第5戦ローマePrix

フォーミュラE第5戦ローマePrixの決勝レースは、ミッチ・エバンス(ジャガーTCSレーシング)が第4戦に続き優勝した。

Mitch Evans, Jaguar Racing, Jaguar I-TYPE 5

Mitch Evans, Jaguar Racing, Jaguar I-TYPE 5

Alastair Staley / Motorsport Images

 フォーミュラE第5戦ローマePrixの決勝レースが行なわれ、ミッチ・エバンス(ジャガーTCSレーシング)が、前日に行なわれた第4戦に続き見事に連勝を飾った。

 ローマ中心部から近い市街地を駆け抜けるローマePrix。第4戦、第5戦のダブルヘッダーとして開催された。

 第4戦は結果的に、出力アップできるアタックモードをより遅いタイミングで使用したマシンがポジションを上げた傾向があったが、第5戦のアタックモード使用義務は8分間1回。タイヤやマシンの温度管理も含め、第4戦の4分間2回とはまた違った戦略が求められた。

 ポールポジションは、DSテチータのジャン-エリック・ベルニュ。昨年の第3戦ローマ以来、1シーズンぶりの優勝を狙う。ジェイク・デニス(アンドレッティ)が2番手、アンドレ・ロッテラー(ポルシェ)が3番手だ。

 45分プラス1周のレースがスタートすると、ベルニュが良い蹴り出しで首位をキープ。ロッテラーはデニスに並びかけたものの、オーバーテイクはできず3番手を維持した。なお、後方では接触の影響でマキシミリアン・ギュンター(日産・e.ダムス)が緊急ピットインを強いられた。

 レース序盤は各車似たようなペースで、数珠つなぎ状態のまま周回を重ねていたが、5周目にロッテラーがスキを突いてデニスのインに飛び込み2番手に浮上した。デニスは翌周、エバンスにも交わされてしまった。

 ロッテラーはついていけないのか、ベルニュはリードを広げつつあったが、エバンスがロッテラーをパスし、その差を徐々に詰めていった。

 残り時間が30分を切る頃、アントニオ・ジョビナッツィ(ドラゴン・レーシング)がコース上でストップしてしまったことで、セーフティカー(SC)が出された。この時点で7番手パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)をはじめ、数台がアタックモードを使用していたが、これで実質アタックモードを数分ロスしたことになった。

 レースリスタートは残り時間24分30秒頃。エバンスはうまく加速すると、あっさりとベルニュをパス。これで首位に浮上した。他にも各所でバトルが一気に活性化。4番手フラインス、5番手サム・バード(ジャガー)が残り時間20分を切ったところでアタックモードを起動したのをきっかけに、上位陣のバトルにも大きな動きが出始めた。

 フラインスの動きを見てロッテラーが反応し、アタックモードを起動。フラインスはベルニュ、エバンスをあっさりと攻略し、首位に立った。抜かれたベルニュもたまらずアタックモードを起動し、5番手までポジションを下げた一方、エバンスはロッテラーに抜かれても我慢。第4戦に続き、アタックモードを使うタイミングをずらして、レース終盤に追い上げる作戦を選んだ。

 ロッテラーは、先にアタックモードが切れたフラインスにプレッシャーをかけると、オーバーテイクに成功、トップに立った。するとその直後、SC出動。アレクサンダー・シムス(マヒンドラ)がコースサイドでマシンを止めたためだ。

 残り時間7分を切ったところでレース再開。唯一、アタックモードを使っていなかったエバンスがこのタイミングで起動。チームメイトのバードがうまく後続を抑えたおかげで、4番手とそれほどポジションを下げずに済んだエバンスは、3番手ベルニュを楽にパス。さらにフラインス、ロッテラーを続けざまに攻略し、首位を奪還した。

 SC走行の長さに応じてレース時間が延長されるフォーミュラE。今回の”アディショナルタイム”は5分15秒となった。この時間帯に輝いたのがニック・キャシディ(エンヴィジョン・レーシング)。SC走行時には13番手にいたものの、接近戦の中でオーバーテイクを連発し7番手まで浮上した。

 しかし、レースはそのまま終わらなかった。キャシディがバードに追突され、バリアに突き刺さってしまったのだ。これでこのレース3度目のSC出動となったが、その間にレースの残り時間はゼロに。ここでSCが解除され、各車がファイナルラップ1周のスプリントバトルをすることになった。

 エバンスに、ファンブーストを持つベルニュが迫るが、エバンスは仕掛けるチャンスを与えずに逃げ切りトップチェッカー! ローマでのダブルヘッダーで見事な連勝を飾った。3位はフラインス。こちらも2戦連続での表彰台獲得となった。

 4位ロッテラー、5位バンドーンとなったが、このふたりはSC出動時のポジションに関する問題で審議対象となっている。

 
Read Also:
順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 New Zealand ミッチ エバンス United Kingdom ジャガー・レーシング 27 52'55.224       25
2 France ジャン-エリック ベルニュ France テチータ 27 52'55.808 0.584 0.584   21
3 Netherlands ロビン フラインス United Kingdom ヴァージン・レーシング 27 52'56.830 1.606 1.022   16
4 Germany アンドレ ロッテラー Germany ポルシェ・チーム 27 52'57.317 2.093 0.487   12
5 Belgium ストフェル バンドーン Germany メルセデス 27 52'57.980 2.756 0.663   10
6 Germany パスカル ウェーレイン Germany ポルシェ・チーム 27 52'59.879 4.655 1.899   8
7 United Kingdom オリバー ターベイ United Kingdom NIO Formula E Team 27 53'02.321 7.097 2.442   6
8 Brazil ルーカス ディ・グラッシ Monaco ヴェンチュリ 27 53'03.904 8.680 1.583   4
9 Switzerland セバスチャン ブエミ France DAMS 27 53'04.020 8.796 0.116   2
10 United States Oliver Askew United States アンドレッティ 27 53'05.653 10.429 1.633   1

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 ベルニュが今季初のポールポジション。デニスとの対決を制す|フォーミュラE第5戦ローマePrix
次の記事 日産がレースチーム『e.ダムス』の買収を発表。「フォーミュラEへの長期的コミットメントの証」とグプタCOO

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本