ダカールラリー:トヨタのアルアティヤ、勝利に向けさらに前進。ローブがSS最速
ダカールラリーの競技8日目、PHスポーツのセバスチャン・ローブが最速タイムを記録。トヨタのナセール・アルアティヤがリードを広げた。
写真:: Red Bull Content Pool
ダカールラリーの競技8日目はサン・フアン・デ・マルコナからピスコに向かう計測区間361km(合計576km)の道のりを、PHスポーツのセバスチャン・ローブが最速で駆け抜けた。しかし総合順位では、トヨタのナセール・アルアティヤが46分以上のリードを築いている。
ローブはステージ序盤にパンクを喫し、ステージ折り返しのウェイポイントでトップのアルアティヤから3分遅れに。それでも後半をハイペースでクリアし、3時間54分53秒でステージを走破した。4時間を切ったのはローブのみである。
ステージ2番手はアルアティヤ。ローブとは7分27秒差をつけられたものの、総合2番手にいたX-raid miniのステファン・ペテランセルがトラブルに見舞われたこともあり、アルアティヤのリードは46分29秒まで広がっている。
ペテランセルは、”フェシュフェシュ”と呼ばれるパウダー状の砂に悪戦苦闘。砂丘地帯で2度スタックしてしまい、アルアティヤに対して約24分のタイムロスを喫し、総合4番手まで後退した。
その結果、X-raid miniのナニ・ローマが総合2番手に。ローブはローマと16秒差の総合3番手だ。
2輪部門では、首位に立っていたホンダのリッキー・ブラベックにエンジントラブルが発生。無念の戦線離脱を余儀なくされた。
これで首位に立ったのはトビー・プライス(KTM)。2番手のパブロ・クインタニア(ハスクバーナ)とは1分3秒差と僅差だ。2016年にダカールを制したプライスは、昨年12月中旬のトレーニング中に右手の舟状骨を骨折し、手術をしたばかり。手首が”燃えるように痛い”状態で走行を続けている。
ダカールラリーもいよいよ残り2ステージ。最終日の10日目はピスコからペルーの首都リマに向かう計測112kmと短いため、ピスコ周辺を走行する計測313kmの競技9日目が正念場となるだろう。
Standings after Stage 8 (Cars class, Top 8):
Pos. | Crew | Car | Time/Gap |
1 | Nasser Al-Attiyah Mathieu Baumel |
Toyota | 29h15m50s |
2 | Nani Roma Alex Haro |
Mini 4x4 | 46m29s |
3 | Sebastien Loeb Daniel Elena |
Peugeot | 46m45s |
4 |
Stephane Peterhansel David Castera |
Mini Buggy | 53m30s |
5 | Cyril Despres Jean-Paul Cottret |
Mini Buggy | 2h15m27s |
6 |
Kuba Przygonski Tom Colsoul |
Mini 4x4 | 2h19m50s |
7 |
Martin Prokop Jan Tomanek |
Ford | 2h56m07s |
8 | Yazeed Al-Rajhi Timo Gottschalk |
Mini 4x4 | 3h54m57s |
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