アルファタウリ・ホンダ代表、イタリアGPで初優勝のガスリー残留を期待
アルファタウリ・ホンダのチーム代表であるフランツ・トストは、F1イタリアGPで勝利を収めたピエール・ガスリーについて、今季はチームに残ることを望んでいると語った。
アルファタウリは今年のF1イタリアGPで、ピエール・ガスリーのドライビングにより優勝を手にした。これは、トロロッソ時代を含め、同チームにとってF1での2勝目ということになる。
レッドブルのアレクサンダー・アルボンがなかなか好成績を残せないことで、以前からガスリーには、レッドブル昇格の噂が絶えなかった。今回勝利を収めたことにより、その噂はさらに熱を帯びて語られるようになっている。
しかしアルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストは、ガスリーがチームに残ることを期待していると語る。
「もし我々が彼を失うことになった場合、それはチームが良い仕事をしたということを意味する。そうでなければ、(レッドブルは)彼を連れて行くことはないだろう」
トスト代表はスカイスポーツF1にそう語った。
「現時点では、彼が我々と共に闘い続けてくれることについて、楽観視している」
またトスト代表は、ガスリーはトロロッソへの復帰を果たして以来、常に高いモチベーションを保っていると語る。ガスリーは2017年のマレーシアGPでトロロッソからF1デビュー。2018年も同チームで過ごした後、2019年シーズンにはレッドブルのドライバーとして抜擢されたがなかなか成績は振るわず、シーズン途中でトロロッソに降格させられた。しかしトロロッソに戻ってからは入賞を続け、ブラジルGPでは2位表彰台を獲得。チームの名称がアルファタウリと変わった今季も安定して入賞を続け、イタリアGPではついに優勝を果たした。
「彼は常に、モチベーションに溢れている」
そうトスト代表は語る。
「昨年、レッドブルから戻ってきた時から、既に彼はそういう状態だった。彼は私のオフィスにやってきて、お互いに挨拶を交わした。そして彼は『昨日もここにいたみたいだよ。まるで家族のようだね』と言ったんだ」
「彼はこのマシンを好んでいる。昨年の時点で既に、かなり力強いマシンだった。そしてスパでの初戦からパフォーマンスを改善していき、サンパウロでは2位でフィニッシュした。それはハミルトンとの素晴らしい闘いでもあった」
「今日、彼はレースをリードし、それをコントロールしていた。本当に素晴らしいレースだったと思う。カルロス(サインツJr./マクラーレン)が近づいてきた時、彼はセクター2での速さを改善した。そして1.2秒だったリードを1.5秒にまで広げたんだ。これは良かった。彼は最後まで、ペースをコントロールしていたんだ」
なおレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、ガスリーがレッドブルに戻ることはないと繰り返し語った。
「現在この問題については検討していない」
そうマルコは語った。
「ガスリーはレッドブルのドライバーのひとりだ。現在、彼はアルファタウリでレースをしているし、素晴らしい走りを見せている」
「しかし我々には、このチーム(アルファタウリ)のリーダーも必要なのだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversation記事をシェアもしくは保存
Top Comments
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。