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大湯&笹原から「舌が怪しい」と酷評された角田裕毅……今や「レストランを開きたい」ほどの超グルメに。本場のピザについて熱弁

角田裕毅は、海外で生活をするようになったことで食に興味を持ちはじめ、いつかは「レストランを開きたい」と思うほどになったという。

Yuki Tsunoda, Takaaki Nakagami

写真:: Red Bull Content Pool

 いよいよ母国日本で初めてのF1レースを迎えようとしているアルファタウリの角田裕毅。彼のSRS(鈴鹿サーキット・レーシングスクール/現ホンダ・レーシングスクール鈴鹿)時代の同期である大湯都史樹と笹原右京に、角田へのエールをもらうため事前インタビューを行なった際、ふたりは「角田裕毅の舌はね〜昔から……」「舌はダメ(笑)怪しい(笑)」「まず裕毅は店選びからセンスがないからね(笑)」と、角田のグルメセンスについて口々に酷評していた。

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 そんな角田に話を聞く機会があったので、大湯の「(角田は舌が)怪しいので日本の美味しいイタリアンに連れて行こうと思います。美味しいピザを食べさせます。そしたら驚愕するぞと」というコメントに何か反論はあるかと尋ねてみた。すると角田は「……いや、分かります(笑)」と苦笑。ただ今は食への探究心が深まったと語った。

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「大湯都史樹とご飯に行っていた時には、そこまで知らなかったんです。ご飯が好きだというのはありましたが、今ほどは興味がありませんでした。レストランも吟味していなかったんで、それ(大湯や笹原の言うこと)はわかります。ただ……あいつ(大湯)の固定概念もあると思いますけどね(笑)」

 SRSでスカラシップを獲得できなかった時は、レースを辞めようとも思っていたという角田。もしレーシングドライバーになっていなかったらどんな職業についていたと思うかと尋ねると、彼は「分からない」としながらも、今はレストランを開きたいという思いがあると明かした。

「今はやりたいことがたくさんあります。例えばレストランを開いたり……それが大きいですかね」

「海外に行ってから、改めて日本食のおいしさを実感して、日本食が恋しくなりました。でも食べられないじゃないですか。それで他の世界がないかなと思いました。美味しいものを食べたかったんで。そこで少し興味が湧きだしたんです」

 そう語る角田。現在はイタリア在住だが、本場のイタリアンについて熱弁してくれた。

「日本のイタリアンも美味しいですが、イタリアのピザとパスタは別次元に美味しいです」

「お寿司を海外で食べると違うじゃないですか。現地の具材は奥深さが全然違います。日本から海外に輸送しても新鮮さが全然違います」

「ピザも(イタリアのような)乾燥している気候でこそ、初めて美味しいピザが作れます。日本は少し湿気があるので、生地に影響があるんです。チーズにだって違いがあります……すいません、結構語っちゃいました(笑)」

 ちなみに、チームメイトのピエール・ガスリーによる角田の“食通評”は「あの歳にしては経験値を積んでるんじゃないかな。もちろんもっと知識は必要だろうけど。それにしても、彼はいつもどこか行く度に真っ先に食べ物のことを考えてるから面白いんだ」とのこと。

 
 
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