2022年のF1も、アップデートは少なめ? フェラーリ「予算制限に対応しつつ、予算を残しておく必要がある」

フェラーリのローレン・メキーズは、予算面の制約から、2022年もチームがシーズン中にマシン開発を推し進める機会は少なくなると考えている。

2022年のF1も、アップデートは少なめ? フェラーリ「予算制限に対応しつつ、予算を残しておく必要がある」

 2022年にレギュレーションの刷新を控えているF1。フェラーリのスポーティングディレクターを務めるローレン・メキーズは、予算制限の制約があるため、シーズン中に積極的にアップデートが持ち込まれる可能性は低いと見ているようだ。

 マシン開発という点で、2021年は例外的なシーズンだった。コロナ禍での対策として、シャシー開発がかなり厳しく制限され、2020年のマシンから多くのパーツが引き継がれた。さらに、レギュレーション変更を見越し、ほとんどのチームが2021年マシンの開発を早期に中止して2022年マシンの開発に注力した。

 だがメキーズは、F1の持続可能性を高めるために導入された財政的制約により、チームが持ち込むアップデートの数は2020年以前と比べても少なくなると考えているようだ。

「2021年とは比較しない。昨年は明らかにゼロに近かった。少なくとも我々としては非常に少なかったんだ。だが(2022年も)2019年や2018年と比べて少なくなると思う」と、メキーズは語った。

「2018年や2019年、ビッグチームは毎戦のように何かを持ち込んでいた」

「制約がある中で、アップデートの回数を多くするのは、我々から見て難しいように思う」

 2022年は、予算がさらに500万ドル削減され1億4000万ドル(約161億5000万円)になっている。これは、ビッグチームが開発のために計上した予算をいつどこで使うかについて、より規律正しく行動しなければならないことを意味していると言えよう。

 特に予算が大きいメルセデスやレッドブル、フェラーリといったチームには大きな影響が及ぶ。これらのチームは、予算制限が導入された2021年の時点で、チームをいくらか縮小せざるを得なかった。

 メキーズは、シーズンを通じて開発が進められるように、賢く予算を確保していく必要があると語った。

「1年の間に開発するための予算を確保しておく必要がある。なぜなら、(新しいマシンについて)どんどん学んでいくので、調整する方法が必要だからだ。それが最大の課題だ」

「一旦開発費用の枠を決めて、空力開発にはこれだけ、メカニカル面の開発にはこれだけ使えると決めたら、それが各部門に伝わる。空力部門は『OK、これなら2つか3つの開発ができる』と考える。それで計画をリスケジュールするんだ」

「それが、我々が今やっていることだ。どの程度のチャレンジになるかは、他のチームとの競争力の度合いによる」

 しかし、2022年のプレシーズンテストで新車に早急に解決すべき問題が見つかった場合、その問題を解決するためには予定よりも早く開発資金を投入し、シーズン中のアップデートを犠牲にしなければならない可能性があるとメキーズは警告する。

「シーズンの始めに大きな問題があって、それに何も相関関係がない場合、パッケージ2やパッケージ3の資金を投入することになるかもしれない」

「とにかくすぐに直す必要があるので、パーツを取り除いてゴミ箱に入れ、対処しなくてはいけないんだ」

 
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