フェラーリ、ロシアGPでパワーアップの新型PUを投入。先行搭載のルクレールはグリッド降格ペナルティ

フェラーリF1は9月24日から行なわれるF1第15戦ロシアGPで、シャルル・ルクレールに対して新型パワーユニットを導入することを明かした。

フェラーリ、ロシアGPでパワーアップの新型PUを投入。先行搭載のルクレールはグリッド降格ペナルティ

 フェラーリF1は9月24日から行なわれるF1第15戦ロシアGPにおいて、シャルル・ルクレールのマシンに新型のパワーユニット(PU)を投入することを決定。性能向上が期待されている。

 フェラーリは2020年シーズン終了後から2021年シーズン終了までに1度だけ許されているPUのアップグレードをまだ完了しておらず、一部のコンポーネントは昨年仕様のまま戦ってきた。新型PUの投入予定は以前から言及されてきたが、フェラーリ代表のマッティア・ビノットはその時期についてイタリアGP以降になるだろうと語っていた。

 そして第15戦ロシアGPを前に、フェラーリはグランプリに向けたプレビューの中で、ルクレールのマシンに対して新型PUを投入することを明らかにした。

 新型パワーユニットによって得られるパワーは10馬力以下程度だと考えられているが、マクラーレンとのコンストラクターズランキング3番手争いで少しでも優位に立つためには、意味のあるものになるだろう。

 ルクレールはハンガリーGPで発生したランス・ストロール(アストンマーチン)とのクラッシュでPUを損傷。既に各PUコンポーネントの年間使用上限数に達していた。そのため今回新たなPUを搭載することでグリッド降格ペナルティが発生することになり、決勝は最後尾からスタートすることになる。

 チームメイトであるカルロス・サインツJr.については、まだアップグレード版のPUコンポーネントの投入は行なわれない。ルクレールに先に新型PUを投入する理由について、フェラーリは前述のハンガリーGPで発生したクラッシュによる損傷の懸念を挙げている。

 そしてサインツJr.への新型PU導入時期に関して、チームは競争力とペナルティの影響の適切な妥協点を評価した後に決定するとしている。

 チームのロシアGPに向けたプレビューには、次のように記されている。

「主な目的は、2022年型マシンのプロジェクトに向けた経験を積むことだ」

「新型の導入に際しては、技術的にもロジスティクス的にも多大な努力が払われており、可能な限り早く導入できるよう、ドライバー間で時期をずらしている」

「シャルルがこの新型ハイブリッドシステムを最初に使用することになる。この決定はハンガリーGPで発生した事故でダメージを受けたバッテリーパックにおける潜在的なリスクに関する予防的措置ともなっている」

「ソチでは、ルクレールは一新されたパワーユニットを搭載することになるため、グリッド後方からのスタートとなる」

「アップグレードされたハイブリッドシステムが、いつカルロスのマシンへ搭載されるかについては、競争力とペナルティの影響を適切な妥協点の評価を行なった後に決定される」

 なお、ロシアGPでグリッド降格ペナルティを受けるドライバーは、ルクレールだけではない。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、イタリアGP決勝でのルイス・ハミルトン(メルセデス)とのクラッシュにより、3グリッド降格のペナルティが決定している。

 

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