ハース、2021年のマゼピン起用を改めて明言。不適切動画の問題は「内部で処理」
ハースF1チームは2021年にニキータ・マゼピンを起用する意向を改めて示し、彼の最近の行動についての内部調査を完了させた。
2021年にハースからのF1デビューが決まっていたニキータ・マゼピンは、女性に不適切に触れているように見える動画をInstagramに投稿したことで批判を浴びた。ハースはマゼピンのこの行為を強く非難し、問題に対処すると明らかにしていたが、12月23日(水)に新たな声明を発表し、2021年のドライバーラインアップはマゼピンとミック・シューマッハーで変わりないと改めて明言した。
声明には次のように記されている。
「ハースF1チームは、ニキータ・マゼピンとミック・シューマッハーが2021年FIA F1世界選手権におけるドライバーラインアップであることを改めて断言したい」
「ニキータ・マゼピンの行動に関して以前(12月9日)チームが出した声明にもあったように、この問題は内部で処理されており、この件についてこれ以上のコメントはしないこととなっている」
マゼピンの不適切動画の投稿に関しては、ハースも当初から遺憾の意を示しており、忌々しい行為であり容認できないと声明を出していた。またマゼピン本人もこの件について公式に謝罪した。
ハースのギュンター・シュタイナー代表は以前、motorsport.comに次のように語っていた。
「我々が出した声明で分かるように、我々はそれを非常に深刻に受け止めている」
「私はただ、我々がそれに対処するということを強調したい」
「何をどうするのか、詳細を明かすつもりはない。しかし我々はそれを深刻に受け止め、問題を解決するために努力する」
またシュタイナーはアブダビGP後にメディアに対し、ハースの内部調査の結果は非公開とされる可能性が高いことを示唆していた。
「ご存知の通り、週末にはレースが行なわれていたので、そのことには注目していなかった」とシュタイナー。
「それはオフィスに戻り、次の週に行なう仕事になるだろう。今は旅の最中だから、それが終わってから対処するよ」
「レースウィークエンドが始まるまでの間には話をした。しかし、今は集中すべきことがあるから、何もすべきことはないと言った」
さらにシュタイナーはこう続けた。
「もちろん、客観的な評価を行なうことができる」
「しかし先ほども申し上げたように、私は来週それについて対処するつもりだ。ただどのような状況かについて皆さんが知ることはおそらくないだろう。私はそれを非公開にするつもりだからだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversation記事をシェアもしくは保存
Top Comments
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。