ハミルトン、フェルスタッペンとの激しいタイトル争いの核心には「”リスペクト”が必須」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとのF1タイトル争いを個人的なモノにするのを避けるため、リスペクトすることが”全ての核心”にあると語った。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは今季、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと激しいチャンピオン争いを繰り広げている。残り5戦という段階で、フェルスタッペンがランキング首位に立ち、12ポイント差でハミルトンが2番手につけるという状態。そして今週末のメキシコGPを迎えることになる。
しかしここまで、ふたりはコース上で2回接触(イギリスGPとイタリアGP)。先日行なわれたアメリカGPでも、フリー走行中にも関わらずサイド・バイ・サイドの”バトル”を繰り広げた。
ハミルトンはメキシコGPの木曜会見に登場した際、フェルスタッペンとのタイトル争いについて尋ねられると次のように語った。
「僕は長い間ここで戦ってきた。僕にとっては、初めての激しい戦いというわけじゃない」
そうハミルトンは語った。
「全ての核心に、敬意がなければならないと思う。ドライバーたちが発言することを見ている子供達がいると思う。彼らは僕らから刺激と、助言を求めていると思うんだ」
「色々なことが言われてきたけど、それはF1を見ている子供達にとっては、間違いなく良いことじゃない。僕はポジティブで、そして落ち着きを保つように努めている。そして、僕が戦っているドライバーに敬意を払うだけだ」
ハミルトンはこれまで7回もチャンピオンを獲得し、そしてタイトルを争ってきたことが大きな財産になっていると語った。一方でフェルスタッペンは、今年初めてタイトル争いに加わっている。
「僕は長くタイトル争いを繰り広げてきた。その時間の中で、多くのことを学んできたんだ」
そうハミルトンは語った。
「そしてまた、マックスはチャンピオンシップに勝ったことはないことを僕は知っている」
「このスポーツで、最初にチャンピオンシップを争うのがどういうことなのかを知っている。それに伴うプレッシャーも分かっているんだ」
「彼はまだ若いし、今後10年でものすごく成長していくだろう。それを見ることを、誰もが楽しみにしていると思う。僕はただ彼に挑み、できれば経験を活かしてリードしたいと思っている」
「さっきも言った通り、レースをしている若い子供たちがたくさんいて、僕が何をしているのか、そして僕が何を言っているのかを見ている。それは、僕にとってとても重要なことだ」
今週末のメキシコGPは、過去の戦績などを見れば、フェルスタッペン優位だろうと言われている。しかしアメリカGPの例を見れば、本当にその通りになるか分からないとハミルトンは語る。
「例えばオースティン(アメリカGP)を見れば、僕らの方が強いと思っていた」
そうハミルトンは語った。
「でも彼らはレースでは、僕らよりもかなり強かった。だから結果を予測することはできない」
「思い出されるのは、前の開催の時(2019年)のことだ。彼らはここで、予選で僕らを圧倒した。でも1年を通じて見れば、彼らは僕らと比較して、パワーの面では劣っていたんだ。でも今、彼らはパワーを手にしている。そして僕らが大きな打撃を受けたレギュレーションの変更による影響が少ない、とても強いマシンを持っている」
「そう考えれば、彼らは今週末、とても速いだろう。昨年は0.5秒速かったと思う。僕らのマシンは、去年のマシンよりは良くないからね」
「でも今週末、僕らが彼らとどう戦うのか、それを見るのは興味深いと思うよ」
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