ルイス・ハミルトン、サンパウロGP予選失格の危機。DRS規定違反の疑い
F1サンパウロGPの予選でトップタイムを記録したメルセデスのルイス・ハミルトンだが、DRS技術違反の疑いでスチュワードの調査を受けている。違反が確定した場合は予選失格となり、スプリント予選レースを最後尾からスタートすることになる。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1サンパウロGPの予選でトップタイムを記録した。しかしハミルトンのマシンのDRSには技術違反の疑いがあり、スチュワードによる審議対象となっている。
ハミルトンはサンパウロGPの予選で圧倒的な速さを見せ、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に0.438秒という大差をつけ、F1スプリント予選レースの”ポールポジション”を獲得した。しかしセッション終了後、FIAの技術代表であるジョー・バウアーは、ハミルトンのマシンのDRSに違反があったと明かした。
「リヤウイングの最上部のエレメントの調整可能な範囲について、2021年のF1テクニカルレギュレーション第3.6.3条に準拠しているか、44号車についてチェックが行なわれた」
FIAが発表したブリテンには、そう記載されている。
「最小距離については要件が満たされていた。しかし、DRSシステムがTD/011-10に従って展開およびテストされた際、最大85mmという要件は満たされていなかった」
「この問題については、スチュワードが検討するために報告している」
メルセデスはFIAによって正式に召喚され、ブラジル現地時刻の午後7時15分(日本時間13日午前7時15分)に、スチュワードによる聞き取りを受けた。
マシンに違反があったと認定されれば、ハミルトンは予選結果から除外され、スプリント予選レースをグリッド最後尾からスタートすることを余儀なくされる。
そしてハミルトンは、既に5基目のエンジン(ICE)を投入したことにより、5グリッド降格のペナルティが確定済み。このペナルティは日曜日の決勝レースのスターティングに適応されることになる。
前戦メキシコGPでフェルスタッペンに敗北を喫し、19ポイントのリード許しているハミルトン。マシンの技術違反ということになれば、さらに大きな打撃を受けることになってしまう。
なおハミルトンはこの問題が持ち上がる前に、予選でのパフォーマンスについて次のように語っていた。
「このマシンは、ドライブするのが本当に素晴らしかった」
そうハミルトンは語った。
「それは、僕が求めていた全てだった。そしてそれによって、僕はただプッシュし続けることができたんだ」
「ライバルが0.5秒も速かったコースから、逆に僕らが0.5秒速くなるなんて、どうやったらいいのかは分からないよ。でもとにかく、明日のレースでは彼らは非常に強いだろう」
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