シャルル・ルクレール、フェラーリの新スペックPU投入でも「大きな変化は期待していない」

シャルル・ルクレールは、フェラーリが今週末に投入する新スペックのパワーユニットによって「大きな変化」が起きることは期待していないと語る。

シャルル・ルクレール、フェラーリの新スペックPU投入でも「大きな変化は期待していない」

 フェラーリは今週末のロシアGPで、シャルル・ルクレールのマシンにアップデートされた新スペックのパワーユニット(PU)を搭載することを決めた。しかしルクレール本人は、この新PUによって、大きな変化が起きるとは期待していないようだ。

 ルクレールはハンガリーGPの1周目に起きた多重クラッシュに巻き込まれ、PUにダメージを負ったとされている。そのためフェラーリは、ロシアGPでルクレールのマシンに新しいPUを投入することを決定。ルクレールはすでに年間の使用制限数上限までPUの各コンポーネントを使っているため、ロシアGPをグリッド最後尾からスタートすることになる。そしてこのPUは、アップデートが施されたモノであるという。

 各PUメーカーは、昨シーズン終了から今シーズン終了までの間に、1回に限ってPUの各コンポーネントをアップデートすることが許されている。しかしフェラーリは夏休みの間に、このアップデートが完了していないことを明かしていた。そのためシーズン終盤のこの時期に、新仕様のPUが投入されることになった。

 なおルクレールのチームメイトであるカルロス・サインツJr.は、今回のGPではこの新PUを使わない予定だ。

 今回ルクレールのマシンに投入されるPUでアップデートされるのは、”ハイブリッドシステム”と呼ばれており、具体的なコンポーネントの名称は示されていない。ただこの新型のハイブリッドシステムにより、約10馬力のパワーアップが見込まれている。

 この新PUを使うルクレールはロシアGPの木曜日会見に登場。新PUは「データ上では少し良くなっている」と述べたものの、大きな前進は期待していないと語った。

「少しでも良いモノがあれば、僕らはそれをコース上で使おうとする」

 そうルクレールは語った。

「僕らはそれによって、少し良くなることを期待している。大きな変化は期待していないけど、正しい方向に進んでいるといいね」

 しかしルクレールは、今季のコンストラクターズランキング3位をめぐる争いは、マクラーレンとの間で激戦になっていると指摘。僅かなパフォーマンスアップでも、この戦いに打ち勝つための後押しとして重要であると語った。

 なお前回のイタリアGPでマクラーレンが1-2フィニッシュを果たしたため、フェラーリは13.5ポイント差のランキング4番手につけている。

「一歩前進することができると思っているけど、それがどれほどのモノなのか、見てみなければいけないと思う」

 そうルクレールは語った。

「しかし今年のようなシーズンでは、マクラーレンが手にしているマージンは非常に小さい。だから僕らは手にできるモノは何でも、活かそうとしているんだと思う」

「チャンピオンシップにおける戦いで彼らを打ち負かすために、マシンに投入できるモノでは何でも、僕らは投入しようとしていくと思う」

 なおロシアGPの週末は雨予報となっているため、ルクレールはグリッド降格ペナルティを受けるものの、混乱したレースでポジションを上げられる可能性があると期待している。

「今回のような週末にPUを交換するのは、それほど悪いことではないと思う」

 そうルクレールは語った。

「計算していたことではなかったけど、雨になれば少し運が良いね。僕らの方に運が少し向いているように思う」

 またルクレールは、長いメインストレートの後、ターン2の飛び込みでオーバーテイクできる可能性があるため、交換するのには絶好のサーキットであると考えている。

「僕らはできる限り早く交換することに、満場一致で同意したと思う」

 そうルクレールは語った。

「それは僕が言うようなことじゃないけど、僕もその決断に完全に同意している」

「こういう状況なら、明らかなことだ。もちろん、モナコだったら交換することはないかもしれないけど、ソチでそれを行なうのは理に適っている」

 

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