ルクレール、アメリカ渡航が一時認められず……しかしその”副作用”で初のニューヨークを満喫
フェラーリのシャルル・ルクレールは、アメリカへの入国禁止”例外規定(NIE)”ビザが手違いにより一時認められなかったため、F1アメリカGPに参戦するために同国に渡航する際、ニューヨークに一時立ち寄ることを余儀なくされたという。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
今週末に行なわれるF1アメリカGP。アメリカは現在でも、コロナ禍による入国規制が敷かれており、同GPに参加するためにアメリカに入国する際には、入国禁止の”例外規定(NIE)”ビザを取得している必要がある。しかしフェラーリのシャルル・ルクレールは、このNIEビザが手違いにより認められなかったことにより当初予定していた飛行機に乗ることができず、ニューヨークを経由してオースティンを目指すことになった。しかしルクレールは、ニューヨークでの1日を満喫したようだ。
アメリカGPに参戦するドライバーの多くは、同GPの舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)が所在しているテキサス州オースティンに向かう前に、アメリカの他の都市を経由して同国に入国する必要があった。
ルクレールもそのひとり。しかもニースの空港での手違いにより、ニューヨークに”立ち寄る”ことになったという。
アメリカGPの木曜日に行なわれたFIAの共同記者会見に出席したルクレールは、ニューヨークに寄るのは予定外のことであり、それは当初予定していた飛行機に乗ることが許されなかったために起きたことだったと説明した。
「実際には、ニューヨークに行くつもりはなかったんだ」
そうルクレールは語った。
「僕のNIEビザは、空港で認められなかったから、予定していたフライトに乗ることができなかった。だからフライトを変更して、土壇場でニューヨークに行くことになったんだ」
「それでなんとかニューヨークで1日を過ごすことができた。ニューヨークに行ったのは初めてのことだったんだけど、信じられないような街だった。本当に、本当に楽しかった」
「その後、NBAの開幕戦に参加するため、ミルウォーキーにも行った。コートで行なわれたセレモニーにも夢中になったよ」
「素晴らしい経験をした。そして今はここオースティンにいる。明日はマシンに乗る準備ができているよ」
ルクレールは、正しい書類を持っていたものの空港職員がその入国規制の免除について詳しく理解していなかったことで、予定していたフライトに搭乗できなかったと説明する。
「ニースの空港にいたたったひとりの担当者が、なぜかNIEが何であるのかを本当に知らなかったんだ。それで僕は、そこで立ち往生することになってしまった」
「彼は飛行機のドアが閉じる1分前に、NIEに問題がないことに気付いた。でも僕は渡航者追跡フォームを持っていなかったから、ニースに留まらなければいけなかった」
「でも大したことではなかったよ。結局同じ書類で、僕はニューヨークに向けて飛ぶことができた。それによって、初めてニューヨークに行くことができたんだからね」
ルクレールは今年が3回目のアメリカGP出走ということになる。その舞台となるCOTAは、先日行なわれたMotoGPアメリカズGPの際に、ライダーたちからは路面の凸凹に関する不満が噴出した。ルクレールも、路面に関する懸念を語りつつも、コースのレイアウト自体は素晴らしいと語る。
「ここは本当に、僕がドライビングを楽しめるコースだ。かなりチャレンジングなコースであり、かなりの凸凹もある」
そうルクレールは語る。
「MotoGPを見ると、おそらく2年前よりも少しバンプが増えているだろうね。だから、(F1で)どうなるか見てみよう。とにかく、ここではいつも楽しめるんだ」
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