ハースF1にケビン・マグヌッセンが復帰! 契約解除マゼピンの後任として“複数年契約”
ハースF1チームは、契約解除となったニキータ・マゼピンの後任としてケビン・マグヌッセンを起用することを発表した。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ハースF1チームは、契約解除となっていたニキータ・マゼピンの後任について発表。かつてチームに所属していたケビン・マグヌッセンが復帰することを明らかにした。
ハースはロシアがウクライナに侵攻したことを受け、2022年シーズンの開幕を目前としたタイミングでロシア企業であるウラルカリとのスポンサー契約解除を決定。それに伴いウラルカリのオーナーの息子でロシア人ドライバーであるマゼピンとの契約も解除することとなった。
マゼピンの後任にはアントニオ・ジョビナッツィやニコ・ヒュルケンベルグといった元F1ドライバーの名前が挙がっていたが、最終的にハースはマグヌッセンを呼び戻すことを選択したのだ。
マグヌッセンは2017年から4シーズン、ハースのドライバーとしてF1を戦った。昨年はF1シートを失ったためアメリカに戦いの舞台を移し、IMSAに参戦していた。彼は今季のIMSAにもチップ・ガナッシから出場しており、今後はプジョーからWECにも参戦予定となっていたが、両者との合意によりハースのシートに収まることとなった。なおチームによると、マグヌッセンとは“複数年契約”を結んだようだ。
3月10日からスタートするF1プレシーズンテストに参加するためバーレーンに向かったマグヌッセンは、次のように語った。
「ハースから連絡を受けた時はもちろん驚いたけど、それ以上に興奮した」
「2022年に向けては別の方向性で考えていた。でもF1に復帰する機会、それもよく知るチームから復帰する機会があるというのは、単純にとても魅力だった。僕をすぐに自由の身にしてくれたプジョーとチップ・ガナッシに感謝したい。彼らは素晴らしい組織だ」
「もちろん、F1キャリアを再開させてくれたジーン・ハースとギュンター・シュタイナーにも感謝したい。ふたりがどのくらい負けず嫌いで、レースをしたくてうずうずしているのかも知っている」
「僕が2020年にチームを去ってからもポジティブな関係は続いていた。VF-22の開発状況やパッケージのポテンシャルについても可能な限り説明を受けた」
「やることは色々あるけど、そこに加われて嬉しい。バーレーンでF1マシンのステアリングを握るのが楽しみだよ」
またシュタイナー代表は、マグヌッセンを選ぶのは簡単な決断だったと語る。
「マグヌッセンをハースF1チームに再び迎え入れることができ、嬉しく思う」
「F1で経験のあるドライバー、そしてチームに価値を与えてくれるドライバーを探していたが、ケビンの復帰は我々にとって至極真っ当な決断だった」
「ケビンとすぐに仕事ができるということは、プレシーズンテストでもミック・シューマッハーとピエトロ・フィッティパルディと共に、彼をリソースのひとつとして活用できる」
「ピエトロは今週、木曜のテストで半日走る予定だ。これは彼にとってもチャンスだ。そしてミックとケビンがバーレーンGPに向けて残りの走行を担当する」
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