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フォースインディア元オーナー、”アストンマーチンF1誕生”を喜ぶ

フォースインディアF1のチームオーナーだったビジェイ・マリヤは、現在レーシングポイントとなったチームが2021年から”アストンマーチン”と改称されることについて「喜んでいる」と語る。

Dr. Vijay Mallya, Sahara Force India Formula One Team Owner with a Kingfisher rickshaw

写真:: Sahara Force India F1

 2018年の夏休み明けから、フォースインディアのマシンや人員などを受け継ぐ形でスタートを切った、現レーシングポイント。同チームのオーナーであるローレンス・ストロール率いるコンソーシアムが、イギリスの自動車メーカー”アストンマーチン”の大株主になったことで、レーシングポイントも2021年シーズンから”アストンマーチンF1チーム”と改称されることになった。

 これについて、フォースインディアの創設者であり、2018年までチームオーナーを務めていたビジェイ・マリヤは「喜んでいる」と語る。

「ローレンスに対しても、チームに対しても、私は非常に喜んでいる」

 マリヤはそうmotorsport.comに対して語った。

「ワークスチームになることは、常に夢だった」

「ローレンスと私は、友人関係にある。実際、今朝このニュースについて、彼を祝福したんだ。彼は非常に鋭い投資家だ。彼の実績が、それを証明している。今日のアストンマーチンの株価を見ると、彼は明らかに素晴らしい契約をしたと言えるだろう。彼の指揮の下、アストンが計画中の新たなモデルによって、チームは明らかに良くなっていくだろう」

「レーシングポイントにとって、アストンのような歴史ある、偉大な英国のブランドのサポートを受け、そしてワークスチームになるということは、間違いなく素晴らしいことだ。アストンには多くのファンがいて、彼らが全てレーシングポイントのファンになるのだからね」

 偶然にも、マリヤは2015年の後半にアストンマーチンからのスポンサーシップを獲得しようとし、そして失敗することになった。そしてその後、アストンマーチンはレッドブルF1をサポートすることになった。

「我々は5年前にアストンマーチンと話をした。ワークスチームになるという形ではなく、アストンマーチンをタイトルスポンサーにし、技術サポートをしてもらうという内容だった。レッドブルとの契約がどうなっているのかは分からない。しかし、アストンからの技術サポートがあるということはないだろう。レッドブルには天才エイドリアン・ニューウェイがいる。その他の誰かが必要だとは思えないね!」

 マリヤは、すでに自身の所有ではないものの、今もチームに愛着を感じ、今後の活躍を見守っていくつもりだと語る。

「私はF1で10年を過ごした。そしてこの10年間ずっと楽しんできた。しかし今は、何か他のことをする時だ」

「10年間にわたって、私はこのチームを大事に育ててきた。そして終盤には2年連続で、コンストラクターズランキング4位になったのだ。それについてはとても誇りに思っている。チームはまだ、私のDNAの中にあるし、彼らが活躍してくれるのは本当に嬉しい。2020年のマシンは、大きな進歩を遂げたと信じている。シーズンの開幕を心待ちにしているよ」

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