アンドレッティ、F1チーム買収ならハータに参戦チャンス到来? ライバルのオワードも成功に太鼓判
パトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)は、F1参戦を画策しているアンドレッティ・オートスポート傘下のコルトン・ハータには、F1で「成功できる要素が全て揃っている」と太鼓判を押した。
写真:: Richard Dole / Motorsport Images
パトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)は、ライバルとしてインディカーを戦ったコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)について、F1で「成功できる要素が全て揃っている」と高く評価している。
インディカーをはじめ、IMSAやフォーミュラEへ参戦するアンドレッティ・オートスポートは、アルファロメオF1チームを運営しているザウバーの買収を行なうのではないかと噂されている。
仮に買収が成功した場合、チームに所属し、2022年の成績次第ではスーパーライセンスの発給条件を満たすことができるハータには、将来的にF1参戦の道が開かれることになる。
ハータは今シーズン3勝を挙げ、ランキング5位。ラグナセカとロングビーチで連勝&ポール・トゥ・ウィンを飾っている。
2018年にハータと下位カテゴリーのインディ・ライツでタイトル争いを演じたオワードはmotorsport.comの取材に対し、ハータは良いマシンさえ手に入れば成功できる要素が揃っているとして、仮に彼がF1に転向したら「すばらしい結果を出すだろう」と考えている。
「彼はとても才能に溢れているし、とても速いドライバーだ。彼なら問題ないと思うね」とマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)でのインタビューでオワードは語った。
「もちろん、(F1に)参戦してドライバー全員を打ち負かすということはないと思うけど、彼には成功できる要素が全て揃っている。彼は成功すると思うよ」
「最初のレースからすぐには本来の力を発揮することはできないかもしれない。でも、彼はそのうち順応していくだろうね。もし良いマシンに巡り会えたなら、勝ち上がっていくと思う」
「僕の心に疑いはないよ。苦戦するというワケではなく、何事にも学習過程がいるってことだ」
「でもタイミングさえよければ、きっと彼はやってのけるよ」
2015年のアレキサンダー・ロッシ(当時マノー)以来のアメリカ人ドライバーとしてハータがF1へ参戦すれば、アメリカ国内でのF1人気向上に繋がると考えられる。
また、2022年からはマイアミがF1カレンダーに加わることで、COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で行なわれるアメリカGPと合わせて2戦が同国で開催されることになる。
インディカー、NASCARの元ドライバーであるダニカ・パトリックは、ハータにとっては「またとない機会」であり、F1転向が実現すればアンドレッティ・オートスポートが運営するチームでレースに参加することになるとmotorsport.tvに対して語った。
「(チームもドライバーも)オール・アメリカになることは素晴らしいことだと思う」と彼女は言う。
「それがどうなるのか見てみたいわ」
ハータに太鼓判を押したオワードは、今シーズンランキング2位。初勝利を含む2勝を挙げ、マクラーレンCEOのザク・ブラウンと交わした「インディカー初優勝のご褒美はF1走行」という賭けに勝った。彼のF1初走行の機会は、F1の2021年シーズン終了後に行なわれるアブダビテストで与えられる。F1走行に先立ち、オワードは昨日MTCでシート合わせを完了させている。
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