F1ルーキーのピアストリ、開幕3戦でノリスから「多くを学べている」と先輩ドライバーに尊敬示す
今季F1デビューを果たしたオスカー・ピアストリは、先輩ドライバーのランド・ノリスから「多くを学べている」と語っている。
写真:: Jake Grant / Motorsport Images
2023年シーズン、マクラーレンからF1デビューを果たしたオスカー・ピアストリは、チームメイトで先輩ドライバーのランド・ノリスから「多くを学べている」という。
2021年にF1直下のFIA F2を制したピアストリは、アルピーヌのリザーブドライバーとして1年を過ごした後、2シーズンに渡り苦戦した同郷のダニエル・リカルドの後任として、今年マクラーレンからF1昇格を果たした。
ジュニア時代から高い評価を受けるピアストリには、リカルドよりも早い段階からノリスに匹敵するパフォーマンスを発揮するだろうという期待が向けられているが、21歳の彼はすでにその期待に応えはじめている。
ノリスはピアストリを「油断できない相手だ」と語り、ふたりが今季マシン『MCL60』から似たフィードバックが得られていることを喜んでいた。
ピアストリは、F1参戦5年目のノリスの存在が、ペースアップしていく上で助けになっていると語っている。
「ランドからは多くのことを学んでいる」とピアストリは言う。
「このマシンのドライブだけじゃなくて、デブリーフィングのやり方や細部へのこだわりなど、色々なことを学んでいるんだ」
「改善すべき点は常にあると思う。だから彼をベンチマークにするのは良いことだと思う」
「ランドはこれまでのキャリアで、質の高いドライバーとしての地位を確立していると思う。彼と一緒に仕事をするだけでも、そのことがよく分かるよ」
Lando Norris, McLaren, Oscar Piastri, McLaren, arrive in Parc Ferme
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
またピアストリは、ドライビングスタイルやハンドリングに関するふたりのドライバーの意見が似ているとするノリスの考えを支持しており、それがマシン開発の方向性を定めることに寄与すると考えている。
「ランドが言った通り、僕らはマシンに何を求めているかという点で、非常によく似た感性で仕事をしていると思う」とピアストリは言う。
「同じように働いていることは、チームにとっても良いことだと思う。エンジニアリングの面でも、非常に明確な方向性を示すことができる」
マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、ピアストリがサウジアラビアGPでチームメイトと同等のパフォーマンスを発揮したことを受けて「オスカーがランドと同じペースで走るようになる前触れ」だと評価していた。
ホームレースとなったオーストラリアGPでピアストリは、6位ノリスに近い8位フィニッシュを果たし、F1での初ポイントを獲得した。
マクラーレンは、MCL60の空気抵抗の大きさに悩まされてきたが、次戦アゼルバイジャンGPで大型アップグレードをマシンに投入予定だ。
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