
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、先輩ドライバーたちから受ける賞賛には感謝しているものの、自分自身の力で成績を残していけるようにしなければならないと考えているようだ。
ジョージ・ラッセルは2019年にウイリアムズからF1デビューを果たし、2シーズン目のF1を戦っている。彼はデビュー以来、予選でチームメイトに負けたことはなく、35戦全勝である。
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そんなラッセルだが、彼はまだF1でポイントを獲得できていない。しかしながらF1王者経験者であるルイス・ハミルトンやフェルナンド・アロンソを含む、多くのドライバーたちが、ラッセルの才能を賞賛している。
しかし当のラッセルは、自身のF1キャリア序盤に寄せられた過大な賞賛にはあまり拘らず、パフォーマンスを向上させるために自らプレッシャーをかけていると語る。
「疑いの余地なく、こういったコメントをいただくことには本当に感謝している」
様々なドライバーから寄せられる賞賛によってどんな影響を受けたのか、それを尋ねられたラッセルはそうコメントを寄せた。
「でも、それによって影響を受けたということはほとんどない。僕は毎週毎週、良いパフォーマンスを発揮しなければならないということを理解しているからだ」
「褒められたり、そういう人たちから賞賛されることは素晴らしい。でもコース上の仕事でそれを裏付けることができれば、同じくらい素晴らしいことだ」
「僕はそういう賞賛を、いつもあまり頭に入れないように努めてきた。僕はこのスポーツを、自分と自分の家族のためにやっているんだからね」
「僕に課される最大のプレッシャーは、自分自身でかけるモノだ。他の誰かからではない」
ラッセルは、2017年からメルセデスのジュニアプログラムに参加しており、ルイス・ハミルトンもしくはバルテリ・ボッタスの後継としてメルセデス入りする可能性が高いと言われている。
イモラ・サーキットで行なわれたエミリア・ロマーニャGPの際、ラッセルはセーフティカー走行中にクラッシュを喫するというミスを犯した。その後ハミルトンはラッセルに連絡を取り、「ミスを犯しても、痛みを感じても大丈夫だ」と語ったという。
この件について尋ねられたハミルトンは、ラッセルをミスから完全に立ち直らせたかったと語った。
「彼にできることは、アロンソと同じようなモノだと思う。多くのドライバーがひとつのチームを去り、そして戻ってきた。そしてチームを成長させ、その成長をリードするチャンスがあるんだ。それと同時にミスを犯すこともある」
そうハミルトンは語った。
「今年彼が色々なことを処理した方法、あのマシンをQ2に頻繁に進出させたことは、素晴らしいことだ。本当に素晴らしい結果をもたらしたと思う」
「彼のレースの組み立て方、そして成長には本当に感銘を受けた。彼は未来を担う存在だと思う」
「このスポーツの将来を担う可能性があるドライバーは何人かいる。でも彼は、その成長を見て興奮させられるドライバーのうちのひとりだ」
「将来、彼がチャンピオンになる可能性があることは間違いないと思う」
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ジョージ ラッセル |
チーム | ウイリアムズ |
執筆者 | Luke Smith |