ラッセル、ギヤボックスにトラブル続発。5グリッドの降格ペナルティ避けられず
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1メキシコGP初日にギヤボックストラブルに見舞われた影響で、5グリッド降格ペナルティを受けるようだ。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1第18戦メキシコGPの金曜フリー走行で2度のギヤボックストラブルに見舞われたため、決勝ではギヤボックス交換による5グリッド降格ペナルティを避けられないようだ。
ラッセルはすでに走行距離がかさんだ”金曜日用”のギヤボックスでフリー走行1回目に臨んだが、このギヤボックスに問題が発生したため、チームは通常、土曜日まで使用しない”レース用”のギヤボックスをマシンに搭載した。
このレース用ギヤボックスは、6レース連続で使用しなければならないレギュレーションとなっているが、ラッセルのマシンはフリー走行2回目の序盤にも、ギヤボックストラブルに見舞われてしまった。
ラッセルはピットへ即座に帰還。FP2はほとんど走行できず、ノータイムで終えることになったのだ。チームはすぐに、このギアボックスを週末の残りのレースで使用できないと判断。土曜日から新しいギヤボックスを使用せざるを得なくなったため、決勝では5グリッド降格のペナルティを受けることになる。
ラッセルはアメリカGPでパワーユニットを交換。グリッド最後尾からスタートしているが、これで2戦連続でペナルティを受けることになる。
「今日は珍しく、ギヤボックスにいくつかの問題が発生した。結果的に新しいギヤボックスを装着することになり、グリッドペナルティを受けることになった」
「理想的ではないけど、ポイントが与えられるのは日曜日(の決勝レース)だ」
「FP1は好調なセッションだった。マシンのフィーリングは良く、リズムも良く、レースペースも良かった。標高が高いので、冷却やブレーキ、パワーユニットにとっては非常に厳しい状況になる。だからレースペースがとても大事になってくるんだ。この点をしっかりと把握していれば、レースでは上位に食い込めると思う」
ウイリアムズのビークルパフォーマンス責任者であるデイブ・ロブソンによると、ふたつのトラブルは別モノだという。当初はチームメイトのニコラス・ラティフィにも同様の問題が発生するのではないかと考えられていたため、FP2ではラティフィの走行プログラムを減らしていたと、ロブソンは明かした。
「問題を理解し、同じ問題が起こらないことを確認するまで、ニコラスのマシンの走行を減らした。ジョージはギアボックスを交換することになり、日曜日にグリッドペナルティを受けることになった」
一方で、ロブソンはチームとしてすぐに挽回できるはずだと楽観的な見方をしている。
「クルマの挙動は予想通りだ。ローダウンフォースが支配的になり、タイヤマネジメントが難しくなっている」
「しかし走行時間が短かったにも関わらず、有益なテストを行なうことが出来たので、これからの数日間でマシンの性能を最大限に引き出すことができると確信している」
「もちろん、ジョージはFP2を失ったことで、いくらか挽回をしなければならないが、マシンがうまく機能していることと、このコースに関する彼のこれまでの知識から、明日はすぐに挽回できるだろう」
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