F1ロシアGP、将来的にイゴラ・ドライブとソチで交互開催もあり得る?「可能性は残っている」
F1ロシアGPのプロモーターは、新開催地であるイゴラ・ドライブとソチで交互にグランプリを開催する可能性は完全には閉ざされていないと明かした。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1は2022年のレースを最後に、ロシアGPの開催地をソチ・オートドロームから変更。2023年からはサンクトペテルブルク郊外のイゴラ・ドライブ・サーキットでグランプリを開催すると発表した。
なおレースプロモーターは、F1と2025年末までロシアGP開催契約を結んでいるロスゴンキ社が、引き続き務めることになっている。
初めてロシアGPが開催されたのは2014年。同年冬に行なわれたソチオリンピックの複合施設の一部として作られたソチ・オートドロームが舞台となった。
ロスゴンキ社のCEOであるアレクセイ・ティトフ氏によると、ソチ・オートドロームは今後も維持されると語った。
「ソチのサーキットに関しては全く問題ない。今後も存続する。結局のところ、それはモータースポーツの遺産であり、ロシアでF1を迎えた最初のレーストラックであるだけでなく、ロシア連邦にとってオリンピックの財産の一部でもあるからだ」
「我々はそれをさらに発展させていく。それは変わらない。なぜなら、F1を開催しなくなっても、ライセンスが無くなることはないからだ。ソチ・オートドロームは(F1開催に必要な)FIAグレード1のカテゴリーを維持する」
「したがって、このサーキットは将来的にどのようなシリーズも受け入れる準備ができている。商業利用の観点からはフリーだ。なぜなら、これまでF1とその存在に関連していたすべての制限が取り除かれたからだ」
「我々は、サーキットの非常に広いエリアを、これまでとはまったく異なるフォーマットで、より柔軟に利用することができる。これは我々にとっても嬉しいことだし、そもそもサーキットを発展させることにもつながる」
グレード1のライセンスを維持することで、ソチは将来的にF1グランプリを開催する資格を持ち続けることになる。将来的にはイゴラ・ドライブとロシアGPの開催地を共有する可能性も残されている。
ティトフは、イゴラ・ドライブでのレースが注目されている現在、積極的な議論にはなっていないものの、その可能性を否定することはできないと述べている。
「交互にレースを行なうという考えは、まだ完全には消えていない」とティトフは語った。
「議論が活発に行なわれているとは言えないが、まだ完全に終わったわけではない」
「我々は今、サンクトペテルブルクでのレースの詳細な計画を立てることに集中している。今はこれが優先事項だ。このイベントがさらにどのように進化していくかが、次の問題となる」
「開催契約は2025年までだ。遅かれ早かれ、延長するかしないかの議論が始まるはずだ」
「もちろん、その際には、条件やフォーマットなどについても議論になるだろう。しかし、それは今後に向けた議論なんだ」
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