サインツJr.、予選2番手から3位のロシアGPを「フェラーリで最高の週末だった」と高評価
F1ロシアGPで3位表彰台を獲得したカルロス・サインツJr.は、フェラーリ加入以降でもベストなレースウィークだったと振り返った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
2021年にフェラーリへ加入したカルロス・サインツJr.は、ソチ・オートドロームで行なわれたF1第15戦ロシアGPにおいて3位表彰台を獲得。彼はチーム加入以降でもベストな週末だったと振り返っている。
サインツJr.は予選で2番手フロントロウを獲得。レース序盤は先頭をリードする姿も見せた。終盤には降雨があったが、サインツJr.はルイス・ハミルトン(メルセデス)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に続いて良好なタイミングでインターミディエイトタイヤへ交換。これが功を奏し、3位でのフィニッシュを果たした。
マクラーレンからフェラーリへと移籍して以来、サインツJr.は序盤からペースを上げようと取り組んできた。
第5戦モナコGPでは、チームメイトのDNSにより3番手スタートから2位表彰台を獲得。今回のロシアGPも同じく予選2番手から3位フィニッシュとなったが、彼はこのレースウィークがそれを上回るフェラーリ加入以来最高のモノだと語っている。
「フリー走行から凄く力強い週末にすることができたと思う。特に予選Q3はね。それでいいスタートを切れたし、トリッキーなコンディションでもペースもうまくマネジメントできた」
サインツJr.はそう語る。
「ウソを吐くつもりはない。この週末を誇りに思っているんだ。チームも全てのピットストップで凄くいい仕事をしてくれていた。土曜日(の予選)でもソフトタイヤを適切なタイミングで入れてくれたし、日曜日(の決勝)もインターミディエイトを適切なタイミングで履かせてくれた」
「全体として、フェラーリでのベストなレースウィークだったと思う」
サインツJr.はレース1周目に、ターン2でPPスタートのランド・ノリス(マクラーレン)をオーバーテイクし先頭に立ったが、タイヤのグレイニング(ささくれ摩耗)に苦戦し13周目には抜き返されることになった。
翌周にサインツJr.はピットイン。13番手でコースに戻るも、中団争いの隊列に捕まり思うように走れない周回が続いた。当時のレース状況について、サインツJr.は5位フィニッシュの可能性をチームから知らされたと語っており、その際には驚きがあったと認めている。
「レースをリードした後なら、少なくとも表彰台を争う自信があるものだ」
「ライバルたちがトラックのどの地点にいるのか、正確には知らなかった。自分がピットストップを終えて、誰にもオーバーカットはされていないことも分かっていた。そしてペースもまともなモノだったんだ」
「僕らのシミュレーションは、みんながレース終盤にミディアムタイヤに交換して、僕らは簡単に追い抜かれて、5位でフィニッシュする可能性が高いと計算したのかもしれない」
その後サインツJr.はトラフィックから開放されるとペースを上げ、最終盤に降った雨の助けも借りて3位を獲得。しかし序盤にレースをリードしていたこともあり、この結果は「あまりいい気分ではない」と認めている。
「チームとして今後も取り組んでいかなきゃならないのは、次に僕がレースをリードする時に、それを成功させてレースに勝つことだ。そして、グレイニングで苦しんだり、ストレートで弱みを出したりしないことだ」
「次回それを現実のモノにできるように、改善を続けていかなくちゃならない」
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