マックス・フェルスタッペン、タイトルを獲得すれば”カーナンバー1”を使うと宣言「絶対そうする」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1のワールドチャンピオンに輝けば、その翌年は「絶対に」カーナンバー”1”を使うと断言する。

今季自身初のF1ワールドチャンピオン獲得を狙うレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、もしタイトルを手にしたならば、その翌年には絶対にカーナンバー1をつけると語った。
メキシコGPを終えた段階で、ドライバーズランキングをリードしているフェルスタッペン。最大のライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)との差を19ポイントに拡大し、残り4レースへと向かう。
F1では2013年から、各ドライバーが好きなカーナンバーを使うことができる”固定ナンバー制度”を導入。チャンピオンを獲得したドライバーは、自身の固定ナンバーを使い続けるか、それともチャンピオンのみに使用が許される”1”を使うか、それぞれが自由に選択できることになった。
2014年には2013年のチャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(当時レッドブル)がカーナンバー1を使った。しかしそれ以降、チャンピオンを獲得したハミルトンは自身の44番を使い続けており、2016年に唯一ハミルトンを下したニコ・ロズベルグ(当時メルセデス)はその年限りで引退し、ディフェンディングチャンピオンとしてF1に出走することはなかった。
フェルスタッペンは固定ナンバーとして33番を使っているが、もしチャンピオンを獲得すれば、翌年はカーナンバー1をつけると、F1サンパウロGPの木曜会見で語った。
「もちろんだよ」
フェルスタッペンはカーナンバー1を使う可能性についてそう語った。
「1番を付けてドライブできるチャンスなんて、一体何回あると思う?」
「グッズを作るにも良いだろうね! だから、そうするのが賢いことだと思う」
基本的には固定ナンバーを使い、チャンピオンのみが1を使う権利を手にするという形は、他のレースでも採用されているシステムだ。しかし、”1”を使うチャンピオンは少数派と言えよう。
ハミルトンが固定ナンバー制度が導入された後に自身にマシンに”1”を付けたのは、2018年最終戦アブダビGPのフリー走行1回目のみ。当時のハミルトンは、同年のタイトルを決めた後であり、特例として認められた格好だ。ただノーズのカーナンバーは1としたものの、カウルのナンバーは44のままだった。
MotoGPでは、今季のチャンピオンに輝いたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、来季も自身のカーナンバー20を使い続けることを宣言している。さらに昨年の王者であるジョアン・ミル(スズキ)は今季36番を使っており、数多くのタイトル獲得経験のあるマルク・マルケル(レプソル・ホンダ)やバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)も、自身のナンバーを使い続けたことが知られている。
インディカー・シリーズでは、過去10年を見るとスコット・ディクソンは自身の固定カーナンバー9を使い続けているものの、それ以外のチャンピオンは翌年”1”を使っている。
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