フォーミュラE、アメリカ大陸3連戦を検討中……実現へのハードルは高い?

フォーミュラEは、2021年シーズン後半にアメリカ大陸で連続してレースを行なう計画を評価しているようだ。

フォーミュラE、アメリカ大陸3連戦を検討中……実現へのハードルは高い?

 今週末に2020-2021年シーズンの開幕戦であるディルイーヤePrixを控えるフォーミュラE。現在、シーズン前半のみの開催日程が発表されており、後半のスケジュールは未定のままだが、南北アメリカ大陸で連戦を行なう計画が検討されているようだ。

 当初はチリのサンティアゴePrixで開幕する予定だった今季のフォーミュラEだが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けて、開催が延期に。1月に発表された新たなスケジュールでは、サンティアゴePrixの新たな日程が6月5~6日に設定された。

 ただ、チリはイギリス政府による渡航制限の”レッドリスト”国とされている。イギリス入国10日前までにこのリストにある国に滞在していた場合、イギリス入国後に政府が用意したホテルで10日間の検疫を受けなければならないのだ。

 現在のところ、メキシコとアメリカはこのレッドリストに載っていない。そのためサンティアゴePrixの後、各チームのスタッフがイギリスに戻るのではなく、これらの国でレースを行なうことが現実的な選択肢となっているのだ。

 実際FIAが発表した当初のカレンダーでも、1月16日のサンティアゴePrixの後、2月13日にメキシコシティePrixの開催が予定されていた。

 フォーミュラEはサンティアゴePrix以降の日程を今後発表するとしており、メキシコシティePrixや当初7月10日に予定されていたニューヨークePrixをまとめて、アメリカ大陸3連戦として開催する可能性があるのだ。

 フォーミュラEのCEOであるジェイミー・ライグルは、motorsport.comに次のように語った。

「サンティアゴ以降のカレンダーはまだ発表されていないが、検討中のプランでは世界のあちら側に滞在することになっている」

「もし渡航制限の免除が不可能なら、かなり深刻な議論が必要になるだろう。我々はいくらかの免除を受けられるよう働きかけるか、制限が緩和されるのを待つか、直後に他の場所に行くことになるだろうと考えている」

「物流の観点からも効率の観点からも、6月にアメリカ大陸連戦が実現すれば、それが最も良いんだ」

 とはいえ、渡航制限以外にもレース開催のハードルは残っている。開催サーキットが利用できない可能性があるのだ。ロンドンePrixの開催地であるExCeLセンターと同様に、メキシコシティePrixとニューヨークePrixの会場が新型コロナウイルスに対処する最前線として利用されているためだ。

 ライグルは「メキシコとニューヨークでの課題は、ロンドンのExCeLセンターと同様に、これらの会場が緊急予防接種センターとして使用されているということだ」と付け加えた。

「これらレースの開催日程を予測するのは非常に難しいことだ」

「私に言えるのは、これら3つの会場については、近隣の市場を含めてバックアップのサーキットを検討しているということだ」

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