時速300キロも100キロと大差なし? 中上貴晶、MotoGPライダーの感覚語る
ホンダレーシングサンクスデーにMotoGP参戦中の中上貴晶が登場。道上龍とのトークショーで、MotoGPライダーの速度感覚について語った。
ホンダのモータースポーツファン感謝イベント“ホンダレーシングサンクスデー2019”がツインリンクもてぎで行われた。負傷によりMotoGP欠場中の中上貴晶(LCRホンダ)もイベントに参加し、スーパーGTのGT300クラスに参戦する道上龍とのトークショーの中で、MotoGPライダーの速度感覚や下着事情に至るまで様々な情報を明かした。
既に怪我の手術を終えた中上は、右腕を吊った状態でトークショーに登壇。中上の参戦するMotoGPクラスは最高速が350km/hを超えるなど、モンスターマシンをむき出しの身体ひとつで乗りこなすカテゴリーだが、道上はそうしたレースを行うライダーは“頭のネジ”が外れているのではないか……とコメントし、笑いを誘った。
「深く考えたことはないですけど……速ければ速いほど楽しいです」と、中上は道上の疑問に回答した。
その回答に道上は思わず“やっぱりオカシイじゃないですか”とポロリと感想をこぼし、客席は再び笑いに包まれた。
「ただ600ccのMoto2から1000ccのMotoGPに移った当初は『恐ろしいマシンだ』と感じていました。ただ15分経つとなんて楽しいバイクだろう、“もっとパワーを”、という感じでしたね」
「MotoGPでは350km/hとか出ますけど……僕の感覚的には100km/hくらいなんです」
トークはライディングからライディングギアの話へ移行。ライダー、ドライバーたちの“勝負下着”はどうなっているのかという疑問にふたりが答えた。
「(ライダースーツの)下にはスパッツを履いてます。ライダーの中には裸の人もいますけど……。僕のチームメイトはそうですし」と、中上は同僚のカル・クラッチローを引き合いに出した。
「(クラッチローも)一応パンツは履いてますよ(笑)。凄く大変なので、なんで平気なんだろうとは思いますね。汗で大変なんですよ」
一方の4輪ドライバーだが、道上曰くアンダーウェアのみで下着を履かないスタイルのドライバーが存在するとのことだ。
「僕は(勝負下着は)無いです。ただドライバーによっては耐火スーツの下にパンツを履くのが嫌いで、アンダーウェアだけの人もいますね」
2輪のライダーと4輪ドライバー、多くの異なる点が明らかとなったが、ふたりはレースという共通言語を介して軽快なトークを展開し、スペシャルトークショーは盛況の内に幕を閉じた。
中上貴晶、道上龍
Photo by: Motorsport.com / Japan
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