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インディカーのタイトル争いで敗れるもオワードにマクラーレンCEOは高評価「彼のF1走行はアブダビで」

マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、パトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)は2021年のインディカーシリーズでタイトル争いに破れるも、シリーズ内では最も速いドライバーのひとりと評価し、伸びしろがあると語った。

Patricio O'Ward, Arrow McLaren SP Chevrolet

写真:: Barry Cantrell / Motorsport Images

 マクラーレン・レーシングCEOを務めるザク・ブラウンは、パトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)は2021年のインディカーシリーズでタイトル争いに破れたが、シリーズ内では最も速いドライバーのひとりだと評価した。

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 オワードは、インディカーの2021年シーズンで初勝利を含む2勝に加え、表彰台を3つ獲得し、ロングビーチで行なわれた最終戦まで、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)とジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)ともに年間チャンピオンを争った。

 ロングビーチの決勝レースでは、オワードが駆る5号車はジェームス・ヒンチクリフ(アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート)の前を伺っていたが、オープニングラップ終わりのヘアピンでエド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)に後方から接触された。スピンを喫し後方に転落したオワードは、17周目に接触が原因で発生したハーフシャフト(左右に分割されたドライブシャフト)の故障によりリタイヤを余儀なくされた。

 その結果、オワードはランキングでチャンピオンはおろかニューガーデンに交わされ、ランキング3位でシーズンを終えた。

 不運に見舞われたオワードはレース後次のように語った。

「見ての通り、ロングビーチは望んでいたような結果ではなかった。今シーズンは初勝利を上げ、更にもう1勝。何回もポールポジションを獲得するなど、素晴らしいシーズンだった」

「アロー・マクラーレンSPチーム全員を誇りに思うよ。素晴らしいベースができているから、来年も新たなタイトルを目指して戦う準備はできている」

 ブラウンは、オワードの前向きな姿勢に共感。若きスターに対してコメントを残した。

「素晴らしいシーズンだった。見るからに、彼はインディカーの中でも最速ドライバーのひとりだ。熱意に溢れ、速く勇敢で素晴らしい個性を持つ彼と一緒に仕事ができてよかった。彼はこのスポーツのスターだよ」

 ブラウンは、2019年末にチームが起用を決めた際からオワードの才能を見込んでおり、彼がチャンピオン争いに参戦したことは驚きではないと語っている。

「去年の時点では、ランキング4位だったから予想外だったかもしれない。ただ、彼がレースで勝つのは時間の問題だと思っていた。彼の今シーズンの活躍にはとても感心している。予想はしていなかったが、驚きはなかった」

 しかし、ブラウンはオワードにはまだ伸び代が残されていると考えている。

「彼の持つマシンコントロールには感心させられるしとても勇敢だ」と称賛する一方で、「自分の思い通りにならないと感情的になってしまうことがある」とブラウンは言う。

「攻撃的な感情は若さから来るモノだ。時にはレースの流れに身を任せることも必要だが、それは経験と時間が与えるモノだと思う」

「速く走れと言うよりも、スピードを下げてもらう方が私は良いと思っている。彼の感情をコントロールするのは可能だ。それは、少しずつ時間をかけて経験を積み、レースでチームとの信頼関係を築いた上で初めて得られるモノだ」

約束されたオワードのF1マシン走行は、母国メキシコGPのFP1ではない

Patricio O'Ward with Arrow McLaren SP president Taylor Kiel and Zak Brown.

Patricio O'Ward with Arrow McLaren SP president Taylor Kiel and Zak Brown.

Photo by: Michael L. Levitt / Motorsport Images

 F1のフリー走行を走れるだけのFIAスーパーライセンスポイントを獲得しているオワードが、来月母国のメキシコシティで開催されるF1メキシコGPで、マクラーレンのランド・ノリスかダニエル・リカルドのどちらかのマシンに乗り、フリー走行1回目を担当するかもしれないという噂が流れている。

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 しかし、ブラウンは、オワードに十分な準備をさせる必要があり、マクラーレンとフェラーリがF1チームランキングの3位を争っていることを理由に挙げ、この噂を断ち切った。

「我々はそのようなことはしない」とブラウンは言う。

「目的もなくレース週末を迎えることになるから、そのようなことはできないのだ。メキシコではニュースになり大きな宣伝になるだろうが、我々は適切なパフォーマンスで(ランキングを)リードすることを考えている。これはどちらのマシンにも、正ドライバーを乗せることで効果を発揮するんだ」

「我々は今、フェラーリとチャンピオンシップで3位争いをしている最中だ。その争いに水を指すマネは一切しない、それは確かだ」

 ブラウンは、オワードのF1転向を検討する可能性を否定していない。しかし、現在所属しているドライバーとの契約や12月の若手ドライバーテストでオワードがF1マシンに適応できるかなど、決定に与える要因は多くあると語っている。

「彼がアブダビでF1マシンを走らせたあとに分かるだろう」とブラウンは言う。

「彼はインディカーに集中しているし、そこに留まりたいと思っている。彼はそこに注力しているんだ」

「もちろん、ドライバーであれば常にF1で走りたいという願望を持っているだろう。だがまずは、アブダビでの様子を見なければならないと思う」

Lando Norris on pole in Sochi last weekend in his McLaren MCL35M

Lando Norris on pole in Sochi last weekend in his McLaren MCL35M

Photo by: Charles Coates / Motorsport Images

 

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