フォーミュラE、来季から“ノックアウト予選”へと変更へ。上位は1対1で勝負のユニークな方式に

フォーミュラEは2021-2022シーズンに向け、予選フォーマットを広く見られるノックアウト形式へ変更することを予定している。

フォーミュラE、来季から“ノックアウト予選”へと変更へ。上位は1対1で勝負のユニークな方式に

 フォーミュラEは10月15日に開催予定の世界モータースポーツ評議会において、予選フォーマットの変更が承認される予定で、2021-2022シーズンからは予選がノックアウト形式へ改められるようだ。

 2020-2021シーズンまでのフォーミュラE予選フォーマットは、グループを4つに分け、各ドライバーが6分間走行。上位6名がポールポジションを決するスーパーポールへと進む形が採用されている。

 しかしこのフォーマットには不評も寄せられていた。チャンピオンシップ上位のドライバーほど出走順が早く、路面がより改善していくセッション後半に走れないことで、予選下位に沈むことがあるためだ。

 こうしたフォーマットはチャンピオンシップにおける戦いをよりオープンなものにする、という点では役立ってきた。しかしドライバーからはベストパフォーマンスを示している者に対する不当なペナルティだと、酷評されている。

 そうした状況に対し、フォーミュラEの共同創設者でチャンピオンシップを率いているアルベルト・ロンゴは、ファンにより理解しやすいように設計された、ノックアウト形式の予選フォーマットを導入する考えを明かしている。

 提案されている新フォーマットでは、ドライバー達は2グループに分けられる。そして上位4人のドライバーが、1対1の準々決勝へと進む。そして勝者2名が再び1対1の準決勝へ進み、最後にポールポジションを決する”決勝”へと進む事になる。

 ロンゴはメキシコで行なわれた記者会見で新フォーマットについて認め、「フォーミュラEのレースフォーマットをシンプルにしたい」という考えから出てきたモノだと説明した。

「我々は一般的な予選形式へと立ち返るが、同時に革新的でもありたいのだ」と、ロンゴは言う。

「このフォーマットは非常に分かりやすい。なぜなら大半の人はテニスのファイナルトーナメントの仕組みは理解しているからだ。視覚的にもこれは非常に魅力的だし、映像としても素晴らしいモノを提供できるだろう」

「鍵となるのは最初の2グループ11人で行なわれる予選だ。ドライバーは12分間の間に何度も最速ラップを記録するチャンスが有る。そして、両グループの上位4名が決定される」

「予選ベスト8ラウンドでは、グループ1の最速ドライバーがグループ2の4番手のドライバーと対戦し、進行していく」

「そしてベスト4に進み、さらに2名のファイナリストへと進んでいく。それに勝ったドライバーがポールシッターとなる」

 なおロンゴは彼がこのフォーマットを考え出したと説明しているが、実際にはフォーミュラEに参戦するサム・バードからアドバイスがあったようだ。この新フォーマットは、15日のWMSCで承認される見込みだ。

 フォーミュラEの2021-2022シーズンは、来年1月末にサウジアラビア・ディルイーヤで開幕を迎える予定だ。

 

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