絶対オーバルも気に入るって! パトリシオ・オワード、F1シート喪失のリカルドにインディカー勧める
インディカードライバーのパトリシオ・オワードはF1でシートを失ったダニエル・リカルドについて、自分の参加するインディカー・シリーズも気に入るはずだと語っている。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
ダニエル・リカルドは2023年のF1でのレースシートを得られていないが、インディカー・シリーズを気に入るだろうと、同カテゴリーに参戦するパトリシオ・オワードは語っている。
リカルドは今年限りでマクラーレンのレースシートを喪失することが決まったが、2024年のF1復帰に集中したいと語り、2023年は他のシリーズへ参戦することなどは考えていないとしていた。
さらにもしインディカー・シリーズが選択肢となった場合でも、オーバルでの挑戦には乗り気ではないとも示唆している。
しかし、現役インディカードライバーのオワードは、リカルドなら同シリーズへ移行してもすぐに慣れて気にいるだろうと語った。なおオワードはマクラーレンからF1マシンをテストするプログラムに参加していたこともあり、リカルドと過ごしたこともある。
「彼がオーバルをやりたがっていないというのはネットで見たし、それは尊重するよ」
「でも、ダニエルはあれ(オーバル)を気に入るだろうと僕は思う。彼はバッチリはまると思うんだ。もちろん、彼がやりたいのか、やりたくないのか? という点は僕には分からないことだけどね」
「クルマはかなり違っている。それは断言できるよ。F1のありかたとインディカーのそれは、凄く違っているんだ。でも彼はそれを気に入るだろうと思う。アメリカのことも好きだし、ダニエルはすぐに馴染むと思うんだ。スーパースピードウェイが超高速なのは分かっているし、その危ないところも理解しているとは思う」
「でも全般的に、オーバルやスピードウェイをことさら悪く言う人が多いように思うんだ。そうじゃないんだ。テレビ映像では説明しづらいのかもしれないけれど、凄くクールで、別のタイプのレースなんだ」
「そして、少しずつ慣れてくるに連れて、これが以下に特別なものなのかを理解するんだ」
「そしてやる前からオーバルをやりたくないと、試してみたくないと言って心を閉ざしてしまっているように思う。でも、やってみてほしいんだ。凄く、凄くクールな経験になるはずだ。とてもクイックで速いものだけど、彼らがそのことを問題にするとは思わないよ」
Pato O'Ward, McLaren IndyCar Driver
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
F1ドライバーのインディカー参戦という話題では、直近ではロマン・グロージャンの参戦がいい例だ。2021年に参戦を開始した当初は、彼もオーバルには乗り気ではなかったものの、後にオーバルへの参戦も行なっている。
「全然別の学びなんだ。スーパースピードウェイ、ショートオーバルを入れて、3つの異なる分野を手掛ける必要があって、それぞれマスターしなければ行けない別の技術なんだ。それが、最終的なチャンピオンシップ優勝を勝ち取ることを難しくさせている」
「ロマンはその好例だと思う。彼は最初はあまり(オーバルを)やりたがっていなかったけど、一度トライしてみると彼もクールだと感じているんだ。そして、オーバルでのドライビングを学び、トウやいろいろなことを学んで、このスタイルを愛することも知っていくんだと思う」
「スーパースピードウェイやオーバルはとても素晴らしいものだ。もちろん、この速さで走っていれば何かあったときにはしっぺ返しも大きいものになる。でも、F1マシンでもそれは同じだ。時速200マイル(320km/h)で走っているときに事故にあって、(インディカーより)マシだなんてことはないと思う。僕らはそれだけの速さで走っているんだから」
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