スーパーフォーミュラ・ライツ:第4大会SUGOはアレジが3戦2勝も、選手権首位の名取がリード拡大

スーパーフォーミュラ・ライツの第4大会(第10戦〜第12戦)がスポーツランドSUGOで行なわれ、第10戦、第12戦はジュリアーノ・アレジが、第11戦は名取鉄平が制した。

スーパーフォーミュラ・ライツ:第4大会SUGOはアレジが3戦2勝も、選手権首位の名取がリード拡大

 2021年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFライツ)は後半戦に突入。第10戦〜第12戦の3レースからなる第4大会がスポーツランドSUGOで行なわれた。

 第3大会オートポリスを終えた時点で、選手権争いはB-MAX RACING TEAMの名取鉄平が5勝を挙げランキング首位。2番手のジュリアーノ・アレジに対して27ポイントの大差をつけていた。そんな中、雨の中で行なわれたSUGO大会の予選の結果から、アレジが第10戦のポールポジション、名取が第11戦のポールポジションを獲得した。

 予選と同日に行なわれた第10戦はウエットコンディション。スタートで好発進を決めたアレジを、2番グリッドスタートの名取が追いかけるという展開となった。なお、オートポリス大会で1ポイントも獲得できず、選手権争いで一歩後退していた3番グリッドの佐藤蓮(TODA RACING)はスタートで痛恨のストール。最後方まで落ちてしまった。

Giuliano Alesi, TOM'S

Giuliano Alesi, TOM'S

Photo by: Masahide Kamio

 難しいコンディションとなった今回のレースでは、途中DRAGON(B-MAX ENGINEERING)とルッカ・アレン(ALBIREX RACING TEAM)が最終コーナーでスピンする場面もあり、セーフティカーも出動したが、結局アレジはリードを守りきりSFライツ初優勝。ポールトゥウィンとファステストラップを記録し、1レースで獲得可能な最大ポイントを稼ぐ、いわゆる“フルマーク”での勝利であった。2位、3位には名取、平良響(TOM'S)が続いた。

 翌日に行なわれた第11戦はドライコンディションの下で行なわれた。ポールの名取はスタートで順当にトップを守り、そこに佐藤、平良、アレジが続く形で1コーナーを抜けていったが、その後ろでは野中誠太(TOM'S)と河野駿佑(RS FINE)が接触。河野のマシンは1回転したが、幸いなことに両者無事であった。

 この事故により出動したセーフティカーがピットに戻り、レースが再開して以降は、名取が佐藤を寄せ付けず貫禄のトップチェッカー。フルマークで6勝目を挙げた。2位は佐藤、3位は平良であった。

Teppei Natori, B-MAX RACING TEAM

Teppei Natori, B-MAX RACING TEAM

Photo by: Masahide Kamio

 スーパーフォーミュラ決勝を挟んで同日午後に行なわれた第12戦は、第10戦の順位を基にしたスターティンググリッド。ポールポジションのアレジが順当にホールショットを奪っていった。3番グリッドの平良はスタートで2番手に上がったものの、2周目の1コーナーで名取にオーバーテイクを許してしまった。

 名取はその後、トップのアレジの後ろにピタリとつけプレッシャーをかけるが、首位交替とはならず。アレジが逃げ切りSUGOラウンドで3戦2勝を挙げた。しかし、優勝(+PP&FL)、4位、優勝で計25ポイントを稼いだアレジに対し、名取は2位、優勝(+PP&FL)、2位(+FL)で27点を加算。選手権争いという点では名取がまたわずかにリードを拡大させ、チャンピオンにまた一歩近付いた。

 8月27日〜29日に行なわれる第5大会、そして10月16日、17日に行なわれる第6大会(最終大会)の舞台は、共にツインリンクもてぎ。アレジが残り2大会5レースで逆転王座を手にするためには、名取がいくつかのレースで大きくポイントを落とし、なおかつアレジがほぼ全てのレースを完璧にこなす必要があるだろう。

 第12戦後の記者会見でアレジは、「もてぎも僕にとっては新しいサーキットなので、またゼロからのスタート。とにかくたくさん勉強できるように集中する」と淡々。一方の名取は「早くチャンピオンを決めてスーパーフォーミュラに出たい。常にいろいろな人に見てもらえる速いドライバーになるためにも、もてぎも頑張ります」と意気込んだ。

 

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