ソムキアット・チャントラ、タイ人初の世界グランプリ優勝「支えてくれた全ての人に感謝。誇りに思う」
MotoGPインドネシアGPで、タイ人として初のグランプリウイナーとなったソムキアット・チャントラ。歴史に名を刻む勝利に喜びのコメントを寄せた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第2戦インドネシアGPのMoto2クラス決勝で、IDEMITSU Honda TeamAsiaのソムキアット・チャントラがはキャリア初優勝を達成。この勝利は、タイ人ライダーとして史上初のグランプリ優勝でもあった。
【ギャラリー】タイ人初のグランプリ優勝、チャントラ喜び爆発!
チャントラは決勝を4番グリッドからスタート。好加速を決めてホールショットを奪うと、そこから全16周と短縮されたレースでライバルを寄せ付けず、一度も先頭を譲ること無く走りきってトップチェッカーを受けた。
チャントラは2018年にMoto3クラスで世界選手権にデビュー。2019年からIDEMITSU Honda Team AsiaでMoto2フル参戦を開始した。昨シーズンまでのベストリザルトは5位であり、2021年にMoto2クラスへデビューした僚友の小椋藍には表彰台を先に獲得されてしまっていた。
チャントラはプレシーズンテストから印象的なペースを見せていたものの、開幕戦のフリー走行で転倒。小指を骨折してしまい、レースは欠場していた。そのためインドネシアGPが彼にとって今シーズンの初レースだったが、最高のシーズンスタートとなった。
「タイ人として初めて世界選手権でレース優勝を果たせたことを、誇りに思う」
チャントラはチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「信じられないよ。最初のコーナーからハードにプッシュして、最後まで一番前にいたんだ。Moto2での初表彰台だ、信じられない。Honda Team Asia、Honda、タイそして家族や僕のことを支えてくれたすべての人に感謝する」
「テスト期間と開幕戦カタールでは、ベストなセッティングを作るためにハードに働いていたんだ。残念だけど、カタールではクラッシュしてしてしまい、右手小指を折ってしまったけどね」
「手術の後、ここで走れるかどうかは疑問もあった。週末の間、痛みもあったけど我慢したよ。次戦アルゼンチンではきっと良くなっていると思う」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments