長引く苦戦、見えない将来。クラッチロー「モチベーションは失っていない!」
カル・クラッチローは今季難しい戦いが続いているが、来季のシートを確保することを目指し続けており、モチベーションは落ちていないと主張した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
LCRホンダのカル・クラッチローは、MotoGPの2020年シーズンで苦戦を強いられている。これまでに行なわれた5戦で獲得したポイントはわずか7で、ベストリザルトも13位。スペインGPで負傷した手首の影響もあったと言えるが、それでも低調な結果に喘いでいることは明らかだ。
また来季はLCRホンダにアレックス・マルケス(現レプソル・ホンダ)が加入する予定で、クラッチローは今シーズン限りでホンダ陣営から離脱することになっている。そのため、彼は来季のシート確保という面でも苦しい立場に置かれている。
クラッチローは2020年型のRC213Vには減速やコーナリング、そこからの加速といった点で問題が山積みであり、前に進めない状態だと主張してきた。
ただこうした状況でも、クラッチローはモチベーションが下がることは無く、来季に向けても現役を継続する意思を示している。
「もし僕がこの競技が好きじゃなかったなら、ここに今もいるということは無かっただろう」
クラッチローはそう語った。
「この競技が好きでなく、やりたいと思えないようなら、来年も乗りたいとは思わない。でも、僕はやる」
「僕はまだ速く走りたいと思っているし、まだ僕は速い。そのことは保証できる」
「これは僕のスピードについて言ってるわけでも、どの位置でフィニッシュできるかについて言っているわけでもない。今、僕はマシンに良いフィーリングが持てていないし、これほど長期間で悪いことが起こったことなんて無かったからね」
「でも僕らは他の年の方がバイクは良かったと理解しているし、僕はそう感じている」
「バイクに乗ると毎回、いいセッションにできるようにしようと思うんだけど、上手く行かないんだ」
「モチベーションは高いし、僕はいつもポジティブだ。単なる仕事だと思ってバイクに乗ることなんてない」
「セッション後に、素晴らしい結果が出ていない場合には、ガッカリし始めてしまう。そしてそうした失望は単に悩んでいるというのではなく、もっと上手くやりたいと望んでいることの表れなんだ」
「これまで通り、ハードに作業をしているし、モチベーションは失っていない」
「間違いなく、僕は速さを失っていない。それは確かだ」
なおクラッチローの来季のシートについては、依然として不透明で、アプリリア移籍の可能性が最も可能性が高いだろうと言われている。
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