クラッチロー、左手舟状骨骨折で手術へ。次戦アンダルシアGPで復帰を目指す
LCRホンダのカル・クラッチローはMotoGPスペインGPを、ウォームアップセッションでクラッシュした結果欠場することになったが、第3戦アンダルシアGPを前に手首骨折の手術を受けることがわかった。

LCRホンダのカル・クラッチローはMotoGP第2戦スペインGPを欠場した。レースに先立って行なわれたウォームアップセッション中、ターン8でクラッシュするとグラベルに激しく叩きつけられてしまったのだ。
病院に搬送されたクラッチローは、軽度の脳震盪であると診断を受け、レース出場には不適格であると結論付けられた。
また彼はその際に左手の舟状骨骨折も負ってしまったため、21日(火)にバルセロナの病院で手術を受ける予定だ。
今週末には同じく第2戦スペインGPと同じヘレス・サーキットを舞台に、第3戦アンダルシアGPが開催予定となっているが、クラッチローはこれに出場することを目指している。
「残念だけど、今朝のウォームアップ最後の1周で、僕はターン8でクラッシュしてしまった」
クラッチローはそう語った。
「縁石でブレーキをかけたとき、マシンのフロントが滑ってしまったんだけど、クラッシュを回避することはできなかった」
「普通のクラッシュになるはずだったけど、深いグラベルに捕まってしまって、事態はエスカレートした。グラベルを転がって、頭、特に顔側を何度か打ってしまった」
「クラッシュしたあと、僕は衝撃でぼうっとしてしまって、全身が痛んでいた。中でも手が痛んだ」
「メディカルセンターでのチェックを受けた後、CTで頭部と頸部をスキャンしたけど、そこは問題なかった」
「だけど顔に打撃を負っていたことで、ドクターは僕に8時間の休息が必要だとした。それは正しい判断だったと思う」
「サーキットに戻ると、僕は左手首に痛みを覚え始めた。だから舟状骨の検査をしにいったんだけど、クラッシュで骨折していたみたいだ」
「火曜日(21日)の朝に、Dr.ミールがバルセロナで手術する予定になっていて、僕としては金曜日(アンダルシアGP初日)にはサーキットに戻って、活動できることを願っている」
「そこでLCRホンダのみんなと会えるのを楽しみにしている。そして願わくば来週はまた彼らと一緒に頑張りたいと思っている」
なお第2戦スペインGPでは決勝レース中に一度最後尾付近までポジションを落としたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が脅威の追い上げを見せていたが、マルケスは終盤にハイサイド喫し転倒。右上腕骨骨折の負傷を負ってしまい、ホンダ陣営にとってはクラッチローの骨折と合わせて厳しい状況となった。
マルケスも21日に手術を受ける予定だが、負傷により彼の橈骨神経が麻痺している可能性があり、復帰の目処も現在は立っていない状況だ。
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