マルク・マルケス「怪我がなければ“このバイク”でもタイトル争いできた」
マルク・マルケスはレッドブルリンク連戦での改善に満足しており、昨年の怪我がなければ現在のマシンでタイトル争いができたはずだと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、依然として昨シーズンに負った怪我の影響に苦しめられているが、その進歩には満足しており、怪我がなければタイトル争いができたはずだと考えている。
マルケスは第3戦ポルトガルGPで昨年の怪我から復帰。得意とする第8戦ドイツGPでは優勝も収めたものの、他のレースでは上位には食い込めておらず、影響は明らかだ。
そしてサマーブレイク明け、マルケスは予想よりも回復状況が悪いことを認めるなど、まだ完全復活が遠いことを匂わせていた。
今シーズンはホンダのマシン自体も、リヤタイヤのグリップ不足が指摘されるなどしており、マルケスにとって問題は身体の状況だけではない複雑な状況となっている。
motorsport.comはレッドブルリンクでの連戦を終えたマルケスに、“怪我をする前のマルケス”なら、今のバイクでどんなレベルにあったと思うかと訪ねた。すると彼はタイトル争いができていただろうという自信を見せた。
「怪我をする前の僕なら、このバイクでタイトルに挑めたと思う」
マルケスはそう語る。
「おそらく2019年と同じほど(12勝)は勝てないだろうと思うけれど、世界チャンピオンを争って、頻繁にトップ3に入ることができたと思う」
「そう思う理由はシンプルだ。肉体的に限界を感じていなかったり、それをあまり気にしなくて済んだコースでは、常に上手く行っている」
「でも常にそうではない。バイクが助けになってくれればいいんだけど、今はそうじゃない。それは僕だけじゃなく、他のホンダ勢にとってもそうだ」
「今の僕のフィジカルでは、バイクに乗ることはできても“魔法”を使うことはできない」
「ホンダ勢の他のライダーより大きく遅れているなら、僕も何かが間違っていると思うだろう。でも2レースを欠場したのに、僕は他のライダーよりも多くのポイントを手にしているんだ」
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