スーパーフォーミュラ、急きょ有効ポイント制を導入。上位5大会分の得点を採用
新型コロナウイルスによる日本への入国規制等の影響で参戦可否が左右されてしまうドライバーの状況を加味し、JRPは2020シーズンに急きょ有効ポイント制を導入することになった。
全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)は8月末に行なわれる第1戦もてぎ大会の開催概要を発表。新型コロナウイルスによる渡航制限等の関係で参戦できなくなるドライバーを考慮し、有効ポイント制を導入することを明らかにした。
当初は4月初旬に開幕予定だった2020シーズンだが、新型コロナウイルスの影響でスケジュールが大幅に変更となり今月末にツインリンクもてぎで開幕を迎えることになった。
シーズン開催にあたっては新型コロナウイルス感染防止対策を関係者の間で徹底的に講じる他、全戦において予選と決勝を同日に行なうフォーマットに変更。さらに開幕戦ではレース距離が当初の予定よりも短縮され給油は禁止し、現場で活動するスタッフを減らして感染リスクを少しでも減らすなどの対策がとられる。
ただ、開幕戦に関しては日本への入国規制および入国後14日間の自己隔離期間の確保等の関係で、現時点で6名のレギュラードライバーが参戦できない可能性が生じている。これに関してはJRPも継続して関係省庁や当該期間と交渉を行なっているとのことだが、状況は大幅に好転してはいないようだ。
これらの状況を受けJRPは、急きょ今季の選手権で“有効ポイント制”を導入することを決定した。今までは全7大会の予選・決勝で得た得点が選手権ポイントとして採用されていたが、今季は1大会での合計得点の上位5大会分がポイントランキングの対象となる。
これにより、入国制限等の関係で開幕戦の参戦が叶わないドライバーについても実質的にチャンピオン争いに残ることが可能となる。
なお、現時点で参戦できるかどうか不透明な状況となっているユーリ・ヴィップス (TEAM MUGEN)、セルジオ・セッテ・カマラ(Buzz Racing with B-Max)、シャルル・ミレッシ(Buzz Racing with B-Max)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、山下健太(KONDO RACING)ついてJRPは、詳細が分かり次第、情報を公表するとした。
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